GINZA CUVO

2011年1月アーカイブ

はじめに

 

2005年3月に開業以来、丸6年が経過し、本年(2011年1月現在)7年目の春を迎えようとしております。私が開業前から興味を抱いていた皮膚切開を用いずに行う目の下のクマ(くま)、たるみ治療は予想通りの好評を得、この治療を求めるお客様は年間1000名、現時点までの合計6000症例を超えました。

 

目の下のクマ(くま)、たるみなどのコンプレックスが一旦気になると、なんとか解決したいと思うのが我々の性分のようです。それは"目は口ほどに物を言う"とのことわざにある通り、我々は目を見ながら相手の気持ちを察するからです。

 

つまり眼周囲の美容上の問題点は、コミュニケーションを図る相手に丸見えとなり、その欠点は常に自分を元気で若々しく保ちたいと願う我々の本能に逆らうのです。ですから多くの人々がこういったコンプレックスをなんとしても解決したいと考えるのでしょう。

 

目の下のクマ(くま)、たるみに関するさまざまな治療の比較

 

美容外科医療だけでなく、サプリメント、化粧品、エステなどの多くの産業が目の下のクマ(くま)、たるみ解消をうたった多くの商品や施術を提供することは、我々の眼周囲のコンプレックスが、いかに多大であるかを物語っております。

 

もちろん、こういった美容外科的治療以外の商品や施術等の価値を頭ごなしに否定するつもりはありません。しかし、私のクリニックに治療を受けに来る多くの方々が、どんなに高価な化粧品をつけても、一生懸命マッサージ試みても、さらに皮膚の上からレーザー照射しても、目の下のクマ(くま)、たるみ一向に良くならず、最終的に外科治療を求めて私のクリニックを訪れます。

 

では何故目の下のクマ(くま)、たるみは手術以外の方法で改善されないのでしょうか?それはこういった症状の原因が皮膚ではなく、皮下にある脂肪や結合(支持)組織などの下眼瞼の構造上の不具合にあるからです。皮膚に問題があれば、直接皮膚を治療することで症状が改善するはずですが、皮下組織にその原因がある場合、どんなに皮膚にレーザー照射を行っても、それはお金や時間、労力の無駄というもので、何ら解決にはつながりません。

 

ですから、こういった悩みを持たれている方々に私がいつも伝えているのは"無意味な回り道をせず、外科的治療で解決する決意をするか、そうでなければこの問題とうまくつきあってゆくかのどちらか。"とのコメントです。上記のように眼周囲のコンプレックスは予想以上に多大で、治療を行う私も日々遭遇するお客様たちの悩みの深さに驚かされています。

 

顔は常に露出しており、表情の中心をなす眼周囲もその例外ではありません。ですからたとえ治療に踏み切ったとしても適切な治療結果が得られなければ、逆にその悩みを深めることにもなりかねず、治療は極めて慎重に行う必要があります。

 

目の下のクマ(くま)、たるみに対して行う、いわゆる"脱脂"治療の問題点

 

私がこの治療を開始した2002〜2005年頃、目の下のクマ(くま)、たるみ治療は目の下の脂肪を除去するのみの、いわゆる"脱脂"治療が主体でした。しかし、この"脱脂"治療のみで解決出来るのは、比較的若年層の目の下のたるみのみで、その治療適応は限定的でした。無理に目の下のクマ(くま)や中高年層以降の目の下のたるみに"脱脂"治療のみを行うと、窪みが生じたり、しわが増える可能性があります。したがって、この問題を解決するためには脱脂のみではなく、皮膚全体のバランスを調整する操作が必要となります。

 

 

 

あらゆる目の下のクマ(くま)、たるみに適応のある当クリニックの下眼瞼形成術の特徴

 

目の下のクマ(くま)、たるみ治療は単なる"脱脂"治療のみでなく、皮下結合組織解離やバランスを調整し、我々が遺伝上継承している下眼瞼の構造上不具合を根本的に解決する技術を開発しました。この手によって、これまで"脱脂"治療のみでは良い結果が得られなかった目の下のクマ(くま)や、中高年層以降の目の下のたるみに対しても良好な結果が得られるようになりました。

 

ここで私の開発した技術の詳細は記載いたしません。それは、この技術が非常に専門的な内容であり、下眼瞼の解剖学的構造をしっかり把握していなければ、理解することは極めて困難だからです。また、美容外科は自由診療下で治療を行っていますので、同様な治療を行う他院と差別化される技術を保有しておく事が安定したクリニック経営を行う上で極めて重要です。

 

つまり当クリニックで差別化される技術は、特許の如く守っており、いまだ公表することを控えております。しかし、カウンセリングにお越し頂いた方でその詳細をお知りになりたい方には図解しながら、伝える努力をしております。

 

目の下のクマ(くま)、たるみに治療に関する当クリニックの今後の課題

 

治療を受けるにあたって最も大切なのはホームページ、インターネット掲示板などの評判を、あくまで参考程度にすることではないでしょうか。ホームページの内容は、私のクリニックの場合もそうですが、治療のメリットや良好な症例を中心に掲載しております。しかし、すべての症例がホームページの症例と同様の速度で回復するとは限らず、症例よりも回復に時間が必要なことも少なくありません。それはまるで足が速い人もいれば遅い人もいるように、人によって回復速度が異なるからです。

 

しかし不安になりやすい方々は、最終的に良好な結果が得られるにもかかわらず、心配のあまりインターネット掲示板での過去の書き込みに不安を煽られたりするようです。ですから大切なのは、何か不安があってもホームページやインターネット掲示板に書かれていることを鵜呑みにするのではなく、実際に治療を行った医師と真っ先に信頼関係の元に相談するべきです。そうすることで不安を募らせたり、他院等での不必要な出費をせずに、効率よく解決へと結びつけることが出来ます。

 

目の下のクマ(くま)、たるみ治療治療の将来像

 

目の下のクマ(くま)、たるみ治療は美容外科手術の中で最も繊細な治療の一つです。そのため良い結果を出し続けるために、この治療を行う医師は集中力と意欲を常に最大限に高めておく必要があります。もし、治療を行う医師の注意力が散漫となり、操作がが少しでも粗雑になると治療結果もぶれる可能性があるのです。

 

それがこの治療がインターネット掲示板等で物議を交わし続ける最大の要因であると言えます。ですからこの治療を行う医師は、確固たる技術は当然として、万が一不具合が生じたとしても、そこから逃げださずに最終的に良い方に集結する確固たる責任と決意を所持しなければなりません。ですから私自身、現在に至って随分過酷な美容外科領域を選択したものだと改めて考えされられている次第です。

 

先ほど申し上げたように、過去に治療上の不具合が生じたことは私も認めます。しかし過去に生じたような治療上の不具合は、治療法が確立した現在、今後原則的に発生させないことを宣言いたします。それは私が過去に生じた治療上の不具合の原因を反省し、治療法を改め、技術的に進歩したからそのように言い切ること出来るのです。幸運にも私は誰にも負けない年間約1000例という症例数を過去6年間ひたすら行ってまいりました。その間こなしてきた莫大な症例数によって確固たる技術を体得したのです。

 

現在常に良好な結果が得られる技術を保持したからといって、過去の出来事は鉛筆で書いた文字を消しゴムで消すように消し去ることは出来ません。しかし同時にこれまで私の治療を受けた6000名以上のほとんどの方々が眼周囲のコンプレックスから解消され、明るい人生を送っていることも忘れないでください。

 

最後に

 

どんなに熟練した外科医といえども神様ではなく、生身の人間ですから、年間1000例ほどの治療を行う際、その全ての治療結果を100%完璧に終えることは不可能です。しかし私は少なくともお客様がこの治療を受けて良かったと思える80〜100%程度の治療結果を常に出し続ける自身は有しております。

 

また万一治療後に不安なことや不具合が起こったとしても、お客様ー医師間に信頼関係を基盤に治療を行うと、必ず良い方に解決出来るはずです。どうぞ、インターネット等の情報等に振り回されることなく、治療を行う医師と直接会い、信頼関係が築けるかどうかをまず最初に確認されてください。

 

私はもしお客様が過去のインターネット掲示板上での否定的なコメントを見て、その内容を鵜呑みにされたとすれば、その方に決して治療は行いません。しかし私の治療への不安を抱いてたとしても、まだこの治療に希望をお持ちの方は一度カウンセリングにお越しください。もしカウンセリンを行っても不安を解消しきれない場合はやはりその方に治療を行わないつもりです。

 

あくまでも私と信頼関係が築かれた方のみに、治療後のアフターケアや保証を確約した上で治療を行いますのでどうぞご安心ください。皆様のコンプレックスから解放され、希望に満ちた新しい人生の扉を開くためのお手伝いを今後も行ってゆきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

目の下のたるみ治療について

目の下のくま治療について

 

 

 

医療法人社団銀座キューヴォ・クリニック

 

理事長

久保隆之

2011/01/23

 

 

5 for blog.01750代、女性、長年ハードコンタクトレンズを装用し、次第に眼瞼下垂症状が出現しました。 眼瞼下垂症の特徴は、この症例のように二重幅の拡大、不整(2~3重となる)や上眼瞼陥没が出現します。 治療は二重ライン上で切開し、余剰皮膚除去後、眼瞼挙筋を露出、前転させ、瞼板に縫合しました。(挙筋短縮法) 治療後の写真を観察すると、眼瞼下垂が改善されるのみでなく、二重幅が元通りになり、上眼瞼の陥没も解消されたことがわかります。 5.012次に軽度の眼瞼下垂症治療の場合ですが、皮膚切開法を用いずに、上眼瞼粘膜面からアプローチし、上図の如く眼瞼挙筋の下にあるミュラー筋を糸で縫縮することである程度の改善を得ることが可能です。5.013この症例はミュラー筋縫縮法にて軽度眼瞼下垂症が改善された症例です。 5 for blog.018この症例は一重まぶたのために眼瞼下垂様に見える症例ですが、埋没二重治療を行った結果、眼瞼下垂様症状が改善した症例です。 5.015 この症例は目の下のクマ(くま)、たるみ解消を求めて下眼瞼形成術を施行した症例です。治療後の写真を見ると、目の下のクマ(くま)、たるみの解消とともに、眼瞼下垂様症状もある程度改善したことがわかります。つまり眼瞼下垂症は上眼瞼(眼瞼挙筋と瞼板の弛緩等)のみでなく、下眼瞼構造にもある程度原因があることがわかります。 特にハードコンタクトレンズの長期装用等を行っていないにもかかわらず、眼瞼下垂様症状が出現している場合は下眼瞼形成術によって、眼瞼下垂症状の改善を図ることを考慮すべきかもしれません。 5.016眼瞼下垂症の原因としてハードコンタクトレンズの長期装用による眼瞼挙筋と瞼板接合部の弛み症例が増加しています。 治療法はその原因によって異なりますが、可能な限り低侵襲で、回復の早い治療が優先的に行われています。 眼瞼下垂症の原因として、目の下のクマ(くま)やたるみを引き起こす下眼瞼構造の不具合がその一因であることは注目に値し、今後この事象を確証していかねばなりません。

眼瞼下垂症について詳しくはこちら
目の下くま治療について詳しくはこちら
目の下のたるみ治療について詳しくはこちら
 

5.001

眼瞼下垂症は上瞼が下垂し、瞳を覆う状態を表します。その原因はさまざま考えられますが、眼瞼挙筋と呼ばれる上瞼を持ち上げる筋肉と上瞼の瞼板を結合する部分の弛緩が主な原因です。例えば、長期間(数十年単位)ハードコンタクトレンズを装用し、その部分に機械的摩擦が生じて緩んでしまうことは眼瞼下垂症の典型的な原因です。 眼瞼下垂症になると上瞼が開きにくいので視野狭窄が起こります。上瞼を開ける筋肉の不具合があるので、その代償として額の筋肉を使い眉毛を上げることで目を開けようとします。しかし、額の筋肉を用いて開眼することには無理があり、過度の筋肉緊張を伴うため肩こりや頭痛が発生します。また、額の筋肉を常に用いると額にしわが出現し、美容的問題にもなります。 眼瞼下垂症は上記のような原因がなくとも、老化にともなう上瞼皮膚の弛みや余剰により進行します。最近当クリニックでは眼瞼下垂症の治療が急増しているので、2010年に抗加齢美容外科学会で発表した資料をもとにこの疾患について説明いたします。 5.002眼瞼下垂症はその程度によって軽、中、重度に分類されます。上記イラストの如く、瞳に上瞼が少しかかると軽度、半分くらいまで覆うと中等度、そして半分以上になると重度となります。 5.003次に眼瞼下垂症の原因ですが、筋原性や神経原性と呼ばれる生まれつき眼瞼下垂症が生じている場合や眼窩腫瘍が原因の場合、さらに偽眼瞼下垂症といって、眼瞼挙筋に異常がなくても、濾過に伴う上眼瞼皮膚が弛緩により眼瞼下垂状態になっている場合もあります。 当クリニックで治療対象となるのは上腱膜性眼瞼下垂症と呼ばれる、長期間ハードコンタクトレンズ装用による眼瞼挙筋と瞼板を結ぶ接合部の弛みによるものです。名称未設定このイラストは眼部縦断面ですが、矢印で示した部分が長期ハードコンタクトレンズ装用により弛緩しやすい筋瞼板接合部です。 5.005眼瞼下垂症の治療はその発生原因や症状によってさまざまですが、長期ハードコンタクトレンズ装用による筋瞼板接合部の弛緩した症例では眼瞼挙筋を前方展開し、瞼板に縫縮する方法が一般的です。 5.008眼瞼下垂症治療の教科書から抜粋した手術のイラストですが、B~Eの上眼瞼展開図の上部にある眼瞼挙筋と下部にある白色の瞼板部を縫縮している様子が示されています。 5.009この写真は当クリニックの眼瞼下垂症例の一コマですが、上教科書のイラスト同様の展開を行っています。

銀座CUVOクリニックの眼瞼下垂症について