GINZA CUVO

2010年9月アーカイブ

終わりに

我が国の平均寿命は現時点で男女とも世界最高レベルに到達した。 その主な理由は、我が国が古来から保持している優れた生活習慣による健康な体、 高度に発達した医療技術の恩恵によるところが大きい。 その結果、人口構成は少子高齢化となり、誰しもが可能な限り長く、健康で若々しく生きることを嘱望するようになった。

一方、敗戦後急速に浸透した西洋文化の影響で、我々の生活習慣は大きく変容した。自動車をはじめとする急速な現代文明の発展は、我々の日常生活をこの上なく便利なものとした反面、多くの人々を運動不足に陥れた。

また、従来の日本食より高タンパク、高カロリーの西洋流食生活の流入は肥満をもたらし、その結果、糖尿病や高血圧、脳梗塞や心筋梗塞、そして癌など、従来の日本人には馴染みのなかった病気が蔓延し、我々の生命を脅かしている。戦後、我々は便利さと贅沢な食生活と引き替えにかけがえのない健康を犠牲にしてきたとも言えであろう。

与えられた寿命をいかに有効に使うか、これこそこの世に生を受けた我々1人1人に課せられた使命である。こういった使命を果たす宿命にある我々にとって、美容医療は、外見上デメリット解消することで健康で幸せに寿命を全うしようとする人々に多大な貢献をもたらすことが出来る。

したがって、この医療に携わる医師たちが切磋琢磨に努力し、この医療全体の底上がなされると、この医療自体の社会的評価、及び信頼度が高まり、多くの人々がこの医療に関心を示すようになるであろう。その結果、この医療に従事する医師たちも経済的に潤い、顧客ビジネス双方間で利益を享受する、いわゆる"ウイン・ウイン"関係が成立するようななる。

残念ながら、我が国の昨今の現状は、過激な円高、株安、そして長期金利の低下と経済的側面から見ると、いくつもの窮地の真っ直中にいると言わざるを得ない。 来春卒業予定の15万人の新卒大学生たちは就職難に遭遇する可能性が濃厚であり、未来を背負う若者たちの行き場所すら定まらない現実は、我が国にとって深刻な事態である。

だが、こういった混沌とした経済状況下でも我々は現実逃避するわけにはゆかない。前向きに考えると、今が最悪の状況であっても、まるで病から回復するときに熱や痛みが伴うように、現在の困難は回復への前兆とも考えられる。

最後にまとめになるが、生命の本質と深く結びついた美容医療には計り知れない潜在力と需要があり、この医療に携わる我々は大変恵まれてた立場にいることを再認識すべきである。また、 美しさ、そして若さを維持するには何が最適な治療であるかを探求し、そのために我々自身の知識、技術を向上する努力を惜しんではいけない。現状のように辛抱が求められる時こそ、我々は初心に戻ってこの医療の本来の意味を今一度考えてみるべきなのかもしれない。


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