2022年9月21日
新型コロナ・ウイルスの猛威-41
2020年初頭に始まった新型コロナ・ウイルスによるパンデミックですが、それから2年半の間に我が国では今年初頭の第6波を最後にこの前代未聞の大騒ぎもようやく終焉を迎える気配が漂い、また普段通りの生活に戻り始めたのは何よりです\(^o^)/
そもそも新型コロナ・ウイルスは人々を懲らしめたり死に陥れるために出現したのではなく、このウイルスもあくまで生物の大原則、自己及びその子孫保存の為に我々に感染し生きながらえようとしているのです。
つまり、人間に寄生し人間と共に共存出来るのがウイルスにとっても本望であるのに、本(新型コロナ)ウイルスが我々にとって初対面だったので免疫力を備えておらず、本パンデミック勃発当時は多くの人たちが感染後重症化して大騒ぎとなりました(O_O)
ところが、それ以後2年半でワクチン接をしたり第6波まで経験しているうちに我々は免疫力を備え、そして本ウイルスは感染力を高めたことの引き換えに毒性を弱めたので、人間ウイルス双方にとって”ウインウイン”の関係、つまりお互い折り合いを付けて共存する関係をすでに整えたのです(^_^)
つまり新型コロナ・ウイルスは、健康人にとっては咽頭痛(上気道炎)や軽度発熱を起こす普通の風邪ウイルスの仲間入りしたわけで、今後このウイルスがこれまでのように猛威を振るうことはないと言い切っても良いはずです。
その証拠に、日本全ての地域で外出・時短規制が解除され多く人で賑わったゴールデンウィーク開け、第7波(リバウンド)到来の恐れもありましたが結局それも杞憂に終わり、日本政府はつい最近海外から観光目的でやってくる旅行客たちに原則的に隔離無しでの渡航を認めました。
ここで医学的な話に戻すと、僕が産業医として定期的に健康相談している新宿御苑の従業員さんたちから、最近ちょくちょく今後のワクチン接種の必要性について質問されますが、要はすでに3回目接種を行った彼女・彼らが4回目接種すべきかどうか?についてです(^_^;
あまり声を高らかに申し上げることは出来ませんが、それに対する僕の答えは原則的に”ノー”で、それは上記の説明の如く我々はすでに集団免疫を獲得していること、そしてウイルス自体が毒性を弱めたことから、よほど免疫力に問題が無い限り今更4回目接種を行う理由は無いからです。
それでも日本政府が4回目のワクチン接種を敢行するのは、既に政府は欧米から日本全国民の6回分接種用ワクチンを購入しており、それを無駄にしたくないといった政治的理由からワクチン接種を我々に強いている可能性もあり注意が必要です(>_<)
というわけで本シリーズ(新型コロナ・ウイルスの猛威)も前回更新(2021/12/16)から随分時間げ経過したものの、今回(第41回)で本シリーズを終了出来るのはとても嬉しいことでもあり、次回は最近日本に戻り始めたインバウンド(中国人)たちの若者から聞いた気がかりな話等をお知らせししたいと思います。