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美容外科ブログ

2022年9月20日
”働かざる者、食うべからず”?

毎日我々は仕事中心に生きている。毎日繰り返しの仕事をしていると、疲れが溜まった時に憂鬱な気分になることは誰もが経験する。そんなとき、仕事から解放された自由な人生を満喫できたらどんなに幸せだろうと思う。実際にそんな我々の夢を実現した人物が僕の周りにいた。彼は早くに成功して、お金のために働く必要がなくなった。彼はパートナーとともに世界旅行に出た。毎日あくせく働き続けている僕にとって、そんな人生は羨ましい限りの話であった。

その後、彼らは一体どうなったのだろう。彼の話によると、旅行を始めて最初の数ヶ月は刺激的で楽しい毎日だったらしい。だが、1年間も旅行を続けているうちに、すっかり飽きてしまったとのこと。当初は2年ほど旅行を続ける予定だったが、旅行を途中で辞めて、さっさと帰国してしまった。そして彼は収入を得る必要はないもが、充実した人生を過ごすために仕事に戻った。

彼曰く、「忙しい毎日を過ごしているからこそ、たまに行く旅行がとても新鮮で、良い気分転換になる。しかし、気分転換目的の旅行が毎日の生活になると、あまり価値がないことを実感した」と言う。 我々は多忙な日々に、しばしば不満を持ちながら暮らしているが、実は仕事があるのはとてもありがたいことなのだ。さらに我々は、生活維持のために仕事をしているように思うが、仕事そのものが我々の生き甲斐であり、自分の存在意義でもあるのだろう。

前述のセレブのように、お金も自由も手に入れた人生は幸せそうに見えるし、誰にとっても憧れであることに違いない。我々は自分たちの理想や夢を実現することを願いながら毎日生きている。だから、その夢を簡単に手に入れたり、常に夢の生活に浸っていたとしたら、幸せはそれで終わってしまう。だが、どんなに夢を持ち続けていたとしても、毎日が苦痛の連続であっては意味がない。平凡な毎日の中に少しでも楽しみを見つけること。これが幸せな人生を過ごす上で欠かせないと思う。

僕の生活を例に挙げてみよう。僕の毎日の仕事は人の顔を治療すること。少しでも治療結果がぶれると、クレームにつながりかねない責任重大な仕事だ。つねに成功し続ける必要があるので、多大なストレスを受けながら毎日仕事をしている。しかし、治療が上手くいくと、お客さんたちはとても喜び、感謝してくれるので、それが僕の生き甲斐になっている。

つまり、良い治療をし続けることが僕の毎日の楽しみになのだ。良い結果を出すには、僕自身の心身状態をベストに保つが欠かせない。だから、仕事以外の時間は出来るだけリラックスするようにしている。

我々はこれまで、経済的裕福が幸せの絶対条件であると頭から信じ込んできた。だが、文豪トルストイは、幸せの必要は、お金よりもむしろ、本、自然、音楽、 そして時間を共有できる友人やパートナーの存在と言う。 もちろん、何を楽しみに生きるかは人それぞれなので、それは自分自身で見つける以外にない。 楽しく充実した日々を過ごす。我々はこれを実現するために日々生きているのだろう。

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