診察
患者さんが訴えるように、治療前正面写真をよく観察すると、頬の張り出しやたるみを認めますが、症状としては軽度です。
ほうれい線や口角のしわ(マリオネット・ライン)も軽度に出現しています。(右>左)
経過
以前より頬の張り出し、たるみ等が気になっていた患者さんです。当クリニックで行う頬たるみ改善治療に興味を示し、来院しました。
治療方針
患者さん本人がフェイスリフト治療ではなく、口腔内アプローチによる頬たるみ改善治療(バッカルファット除去)を望んでいまいました。
また、現在の症状がフェイスリフトを行うほどではないことから、頬たるみ、ほうれい線、マリオネット・ラインの悪化予防も含めて、頬たるみ改善治療(バッカルファット除去)を行いました。
治療後の評価
治療前と治療3ヶ月後正面写真を比較すると、頬の張り出し、たるみの改善が認められます。ほうれい線はあまり変化していませんが口角のしわ(マリオネット・ライン)は改善傾向を認めます。
今回の症例は39歳と若く、症状も軽症であるので、本格的フェイスリフトの適応は必ずしも高くありません。こういった症例は、口腔内から皮膚切開をせずに、口腔内アプローチにて下顔面容積を縮小(ボリューム・ダウン)する、バッカルファット除去の適応が高いと思われます。
また治療前後写真を比較すると明らかなように、下顔面の容積が小さくなり、いわゆる”小顔”が獲得されました。