診察
目の下の脂肪量:多い
目の下の色素沈着:なし
過去の治療経験:なし
経過
数年前より目の下のクマ(くま)・たるみを他人からも指摘されるようになり、この症状を改善する目的で来院されました。
治療方針
治療前の写真-1,2のごとく、典型的な目の下のクマ(くま)・たるみ症状を認めます。
治療後の評価
治療直後の写真-3,4と治療翌日の写真-5,6を見ると、治療後の腫れは了解可能範囲な程度です。
治療3週間後の写真-7,8を観察すると、目の下のクマ(くま)・たるみがほぼ改善しています。
治療結果は時間の経過とともにさらに改善されますが、ヒアルロン酸注入等のスキンケア治療を行うと、回復を速めることも可能です。
治療2ヶ月後の写真-9,10を見ると、治療後の腫れがほぼ解消され、自然な結果が得られました。
この症例のように、年齢が50代以降で脂肪量が多い目の下のクマ(くま)・たるみ症例は、従来まで目の下皮膚切開法を行うことが一般的でした。
その理由は下瞼の裏から治療のみでは、余った皮膚がたるむので、このたるんだ皮膚を除去する必要があるということでした。
しかし、この症例で示されるように、年齢が中高年以降で比較的脂肪量が多い方でも、下瞼の裏から行う(皮膚切開をしない)目の下のクマ(くま)、たるみ治療で十分な改善効果が得られます。