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美容外科ブログ

2024年4月1日
SSRIについて−1

皆さんは”SSRI”が何を表す言葉か、”ちんぷんかんぷん”かもしれませんが、これはSelective Serotonin Reuptake Inhibitorの頭文字であり、日本語に訳すと”選択的セロトニン再取り込み阻害薬”という抗うつ薬を意味し、”SSRI”は2009年時点の我が国においてなんと100万人以上が使用している既に広く普及した薬剤なので、今回はこの薬について検証したいと思います。

実は最近、パンデミックを挟んでしばらく疎縁になっていた男性知人と1年以上ぶりに再会した際、彼の印象がパンデミック前と比べてまるで別人のように豹変しており、本当に同じ知人か??と思わず疑うほどで、僕は内心”どうやったら人ってこんなに変わるのだろうか??”と驚きと感嘆と共にばらく彼を”ジッ”と凝視しました。

すると彼はニコニコしながら僕に「50歳になったのを契機に、残りの人生を謳歌しようと思って”イメチェン”を図りました!」と声高に言ったので、僕は直ぐに「それは素晴らしいですね。」と社交的に答えると、彼は続けて「歯の矯正を始めたり、パーソナルトレーナーを付けたトレーニングでボディメイクも半年以上続け、体もこの通りすっかり締まりました!」とまくしたてましたが、僕は彼のその様子を見て驚き、と同時に”一体、彼に何が起きたのだろう?何が彼をここまで変化させたのか?”との疑問が更に湧き上がりました。。

何故ならパンデミック前の彼の印象は、とても穏やかで、どちらかというと内向的、しかも質素でお洒落などは殆ど気を遣わないタイプだったのに、今の彼は社交的で、髪型・服装もすっかり”今どき”だし、体型改善のみならず、久しぶりに僕を訪れた理由は顔のシミ、シワ、たるみ改善のアンチエイジング治療目的で、彼のことは既に20年以上前から知っていて、それまで一切美容外科にも興味を持たないタイプだっただけに、僕は”彼に人生を一変させる何かが起きたに違いない。。”と確信しました(O_O)

それとこれは僕の医師としての”カン”ですが、もしそうでなければこの変容ぶりは何らかの薬剤使用によるメンタル興奮・活性化状態ではないか?と疑い、そこで彼と食事をしながら話を聞くと、やはり僕と再会する1年以上前突然”パニック発作(障害)”に襲われ、夜は不安と恐怖で眠れなくなったと時期があったと告白しました。。

実は”パニック発作”は”うつ病”と強く相関しており、うつ病の1つの表現型としてパニック症状が出現するとも言われ、”パニック”も”うつ”もその原因は脳内伝達物質”セロトニン”の分泌障害、つまり脳内セロトニンが不足し、発症することが分かっています。

すっかり前置きが長くなりましたが、もう一度”SSRI”の話に戻りますが(^0^;)、脳内伝達の”セロトニン”には強い抗不安・精神安定作用があるので、もしセロトニンが何らかの理由で不足すると、上記知人の如く強い不安を感じたりパニック発作を招いたり、更に精神不安定状態からうつ状態に陥ったりすると言われています。。

なので僕の知人はまさにセロトニン不足によるパニック症だろうと予想し、彼に「パニック発作にはどう対処しましたか?」と尋ねると、彼は「心療内科を受診後、そこで”パニック障害”の診断を受け、同症状解消のための内服薬を処方され、その薬を既に半年以上服用している」と返答したので、”きっと彼は”SSRI”(”選択的セロトニン再取り込み阻害薬”)を服用中だろうと確信し、僕は続けて彼に「何という名前の薬を飲んでいますか?」と聞くと、彼の答えは僕の予想通り”SSRI”でした(O_O)

なので脳内セロトニンが如何に大切で、その分泌量を増加・維持させる”SSRI”はまるで魔法の薬のようですが、実際、僕の知人もこの薬のお陰でそれまでの内向的な性格から、ポジティブ・社交的に一変したものの、どうやらこの知人、この薬が著効している事実や、この薬にどのような作用があるのか一切知らずに服用していたので、僕は”SSRI”について彼に詳しく説明すると口を”ポカン”と空けながら興味津々に耳を傾けていたので、皆さんにも次回この薬について詳しくお伝えしようと思います。

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