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美容外科ブログ

2022年9月19日
僕のアンチエイジング治療-13

逆浸透膜浄水器 僕の場合、毒素は飲み水、マグロなどの大型魚、排気ガスなどから体内に入り込んだと考えられる。僕はタバコを吸わないが、吸う人はさらに水銀、鉛など毒素が多く入り込んでくる。毒抜きはとにかくこれ以上体に毒を入れないこと、そして溜まった毒は解毒して体から追い出せば良い。飲み水は水道水を始めとして、汚染の考えられるような水を飲むことは厳禁とした。水道水も浄水場では水質基準をクリアしているのは当然だが、水道管が古くなってくるとそこから鉛などの重金属が溶け出してくることが考えられる。エビアン、ボルビックなどのミネラルウオーターは安全であろうが、毎日コンビニで水を買いに行くのも労力とお金が馬鹿にならない。水道水に浄水器をつけるのも悪くないが、雑誌で浄水器の記事を見ると、どれを使えば確実に毒を抜けるのかが今ひとつ分からなかった。僕はデトックス医療の権威である銀座サンエスペロ・クリニックの大森先生に相談したところ、水を浄化するには逆浸透膜を用いた浄水器が一番良いと教えてくれた。逆浸透膜浄水器は、NASA(米国宇宙局)で開発されたらしい。宇宙飛行士が宇宙船に乗っている時に少しでも水を節約するため、尿を濾過してもう一度純水に戻す必要がある。これほど強力な濾過器を用いれば水道水は不純物をゼロにすることが可能なのだ。僕は「これしかない。」と思い、この浄水器を手に入れた。コストパフォーマンスはミネラルウオーターを買いつづけるより、この浄水器を使ったほうがむしろ良い。 α―リポ酸 僕は大森先生に思い切って次のように尋ねてみた。「先生、どうも僕の体には長年のつけで随分体に毒が溜まっているようなんですけど、手っ取り早く解毒する方法ありませんか?僕も開業したばっかりで忙しく、キレーションのような点滴療法を受ける時間があまりないのですが…」大森先生は「α―リポ酸にも水銀、鉛などの有害重金属を体から排出する働きがありますから、これを定期的にしばらく服用すると良いですよ。」と教えてくれた。僕は早速α―リポ酸を一日1、2錠服用開始した。α―リポ酸の服用にあたって注意することは空腹時に飲むことだ。この薬は有害重金属ばかりでなく、食事と一緒に服用すると食事に含まれているカルシウムなどの大切なミネラルまで体から排出してしまう作用があるからだ。この治療法と同時に、血液検査で判明した不足していたマルチミネラルを補うことにした。 食生活 僕のカナダ人の友人、ノーマンはことのほか中トロのお寿司が好きだ。日本に来てから5年間、自宅近くのお寿司屋さんで毎日のように中トロの握りを少なくとも12個は食べていたそうだ。ある日、僕は彼にお寿司屋さんに食事に誘われた。僕はすかさず「ノーマン、お寿司は今日から僕はしばらく食べないよ。代わりにステーキだったら食べに行ってもいいよ。今はデトックス治療中だから。」ノーマンは驚いた顔をして「なんだそれは?」と答えた。僕は「え、知らないの?中トロは水銀がいっぱいだから体に悪いよ。あんまり中トロばっかり食べていると顔にしわが増えるし、頭がぼけちゃうよ。」とからかい半分に答えてみた。ノーマンは「おい、ちょっと待てよ。俺は日本に来てから中トロばっかり食べてんだそ!」と叫んだ。僕は「ほら、だから眉間にそんな深いしわが入ってるんだよ。」と笑った。彼はクッションを僕に投げつけながら、「俺も今日から中トロは食べない。どうしたらいいんだ?俺もデットクスをやりたい!」と言い始めた。 ノーマンはいつでも僕がやっているアンチエイジング治療は何でも真似する。僕が逆浸透膜浄水器をつけたら彼もすかさずつけた。僕がその道のプロであることは彼は勘で見抜いているのだ。ノーマンに「すぐに体の重金属量を測らなきゃ駄目だよ。」僕は真剣な顔をして言った。彼はすぐに僕のクリニックに来て検査をした。彼の水銀濃度は警告域から危険域レベルにまで達するほど高かった。僕は彼にもデトックス治療を受けるよう勧めたところ、早速キレーション点滴を含めた治療を開始することになった。治療を始めてしばらくした頃、僕はノーマンに「お腹がすいたからお寿司でも食べに行こうよ。」と言ったら、彼は「俺はもう一生、寿司は食べたくない。」と首を横に振った。

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