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美容外科ブログ

2022年9月19日
僕のアンチエイジング治療-7

食欲は抑制できるの? では、ダイエットの根本的理論とは何だろうか?一般的にダイエットというと、摂取カロリーと消費かロリーの関係が第一に取り上げられる。摂取カロリーが消費かロリーを上回れば体に脂肪がついて太ってゆくことは当たり前だ。当時の僕を含めてダイエットの知識を持たない大方の人たちが行う誤った方法はとにかく摂取カロリーを闇雲に減らすことだ。とにかく食欲を抑制することに必死となる。僕も経験したが食欲を抑えることはとても辛い。それは自己生命保存の欲求と呼ばれる強い本能に逆らうからだ。僕たち普通の人はブッタやガンジーのように本能を抑えるほど強靭な精神力は持ち得ないため、どんなに食欲をコントロールしようとしても遅かれ早かれ必ず破綻するのだ。大半の場合食欲を抑えていられるのは長くても一ヶ月くらいだろう。 僕自身もこの食欲を抑える我慢ダイエットはあまり長続きしなかった。もともと、痩せ気味の僕はそれほど大量の物を食べなくても平気だったが、まだお腹がすいているのに我慢するのは本当にストレスになった。小さい頃から外で遊び歩いてお腹がぺこぺこになって家に帰ってくると第一声、「お母さん、今日のご飯は何?」と聞くのが日課だった。美味しい食べ物をお腹いっぱいに食べるのが何よりの幸せだった。本能のままに生きる動物たちにしても食べ物を探し歩いて食べるのが生きる意味すべてだ。食欲を我慢して行き着く先は「こんな辛い思いをして、何のために生きているんだろう。こんなんじゃ生きていてもつまらないよ。」という感想だ。我慢ダイエットは何度挑戦してみても同じように失敗した。 ダイエットの落とし穴 昔から”我慢は体に毒になる”と言われている。食欲を抑制するダイエットもまさに毒だ。免疫力は弱り、女性の場合月経不順も起こりうる。まず最初に痩せるのは筋肉や骨などの体を支える器官であって、最も痩せてほしい皮下脂肪は最後まで残る。皮下脂肪は痩せて行く状況の中で、体を寒さや飢えから守る最後の砦になるので、体は限界まで皮下脂肪だけは蓄えようとするのだ。つまり、食欲を抑制する我慢ダイエットは痩せたい部分を減らすことの出来ない矛盾に満ちたものとなる。 この我慢ダイエットの毒はそれだけではない。食欲を抑制することからくるストレスは計り知れない。このストレスの悪影響は甘く見ることが出来ない。最悪の場合は拒食症と言って、精神状態に破綻を来たし全く物を食べることができなくなる。これはれっきとした精神疾患で放っておくと死に至ることすらある。大半の場合、そこまでの状態には陥らないが、このストレスが限界に達した時「あー、もうこれ以上無理。我慢出来ないからやーめた。」ということになる。その後のさんさんたる状況は読者の皆様の中にも経験された方がいるかもしれない。飢餓状態に陥った体は食べ物が入ってくるやいなや、もの凄い勢いで体に栄養を蓄えようとする。食べたものすべての栄養、カロリーを体が吸収するのだ。つまり、体が太りやすい体質に変化してしまったのだ。いわゆる”リバウンド”という状態で、気がついた頃にはダイエットを始める前よりもふとってしまう。こうなるともうやけくそで、あんなに辛い思いをして頑張ったのに結局前より太ってしまう状況に愕然としたあとは、「どうせ痩せないんだったら、もういいからたくさん食べてやる!」と開き直る人も少なくない。この状況は完全に悪循環に陥っており、痩せることはおろかどんどん太って行く最悪のシナリオだ。 物をたくさん食べない男はあまりモテない。 ある時、この我慢ダイエットを敢行している時、当時付き合っている女性と食事に行った。その女性はスタイルの良い男性が好みとのことだったので、僕はもっと頑張ってやせてみようかなと考えたのだ。僕が出てきた食べ物に箸をつけるのをためらっていると「どうしたの?具合でも悪いの?」と尋ねてきた。僕は「いいや、そんなに食べたくないんだよね。」と答えた。すると、女性はがっかりしたように「私は食欲のない男性は嫌いなの。」と言い返してきた。僕は「えっっ?」と思った。「痩せていてスタイルの良い男性が好きだっていうから、君のために頑張ってダイエットしようと思ったのに。」と心の中でつぶやいた。その後どの女性に聞いた結果、圧倒的によく食べる男性の方が食べない男性よりモテることが分かった。これが僕の目指すダイエットになった。つまり、よく食べるけれど太らないこと。これが究極のダイエットなのだ。「よく食べても太らない?」一見矛盾したことのように聞こえるが、僕は俄然としてその方法を探し始めた。

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