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美容外科ブログ

2023年10月16日
好きこそものの上手なれ

昔からの諺に”好きこそモノの上手なれ”とありますが、その意味は”楽しんでやることでうまくなったり、もしくは、あることを熟達するには、それを楽しむこと”で、僕も幼い頃サッカー・スキーに夢中になったのは大好きだったからで、いつの間にか上達していました(^_^)

一方、幼い頃両親に無理矢理習わされたバイオリンは、楽器演奏はスポーツのようには好き・夢中にはなれなかったせいか、1年くらい続けたものの殆ど上達せず、週一回通うバイオリン教室と自宅練習が嫌だったことのみが記憶に残っています(>_<)

何故このような話を突然し始めたかですが、それは先日治療(手術)中、”ふ”と”何故来る日も来る日も気つけば20年以上、自分はひたすら手術をやり続けているんだろう??”と疑問に思ったからで、その次の瞬間、”それは手術が楽しくて好きだから”と答えが浮かんだからです。

先日、中国人患者さんとそのご友人(中国語通訳)が一緒に来院し、その患者さんが治療中も友人に側にいて欲しいとの強い希望があったので、特別治療中の同室を許可しましたが、治療中ご友人の様子を”チラッ”と観ると顔面蒼白になりながら震えおののいていたので、僕が「大丈夫ですか?」と声をかけると「手術を間近で見学するのは初めてですが恐くて直視出来ません」と言いました。

なので一般人からしてみると、”手術のようなおどろおどろしい作業が何故好きになのだろう?”と思うでしょうし、特にこの中国人通訳者ように皮膚切開・血液(出血)を観ただけで卒倒するくらい敏感な方にしてみると、”手術が好き”と断言しつつ手術が楽しくてその最中”ニコニコ・ニヤニヤ”しながら作業する僕のような人間は、単なる”変態”としか思えないはずです(O_O)

”何故手術が好きなの?”と聞かれたら、”好きなことにその理由は必要なく、好きだからやっている”というのが正答なはずですが、その答えではあまりにも”素っ気ない”のでもう少し具体的に説明すると、手術は小学校時代の図工時間に”モノ”を作る(創造)の喜びが得られるからというのが僕の率直な感想です。

それと手術は誰にでも行える行為でなく、医師でありかつ外科医として修行を積み、患者さんたちから僕の治療(手術)を受けたいという信頼を勝ち取ってこそ行える大変貴重な行為でもあるので、特別(”エクスクルーシブ”)感が得られ、それはまるで誰もいない南国島・プライベートビーチで泳いでいるような感覚(実際には泳いだことはありませんが(^0^;))かな?とも思っています(^0^;)

それと手術中に患部を効率的・要領よく処置しているうちに、その部位が理路整然・シンプル・綺麗になってゆくのが快感なのと、特に人体は不思議と解剖学的切断層(Surgical Plane)と呼ばれる、つまりメスで侵入してもあまり出血もせず、しかも綺麗に治る侵入面があり、それは決して偶然の産物などでなく、人体には最初から設計図が存在し、いざ手術が必要な時に侵入可能・切断面が用意されていたとしか思えない程です(O_O)(O_O)

話が長くなったのでそろそろまとめると、スポーツも手術も、多分掃除・洗濯・料理もそうなんでしょうが、好きなことは夢中になれるのと夢中になってこそ上達し、逆に嫌いなことは長続きせず、それを無理に行っている間は辛く長い時間が続き、ストレスばかりが溜まって良いことがないので、より楽しく充実して生きるには何か好きなことを見つけてやり続けることが肝心なのでしょうね\(^o^)/

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