2025年11月1日
厳しい時代の到来
先日僕は、スポンサーとして応援しているキックボクサーの試合観戦の為後楽園ホールへ出向きましたが、彼らの激戦を鑑賞しながら様々なことを想起したので、今回はそれを本ブログに書き綴ろうと思いますが、そのとき真っ先に感じたのが”どの世界・分野でも成功・安定を勝ち取るのは生やさしくない”、”一瞬一瞬何を考え、どのように行動するかで将来が大きく変わる”、”怠ければその報いを受け、逆に勤勉は幸福を招きやすい”といった、古今東西で語り継がれてきた”言葉・言い回し”が現在その重みを増している?ということでした。。
例えば第二次世界大戦前後の日本を例に挙げると、敗戦後の日本はまさにゼロからのスタートで、食べ物・物資を満足に得られないほど貧しく厳しい状況でしたが、戦後復興とその後勃発した朝鮮・ベトナム戦争への物資供給による追い風景気にて、一気に世界で前例のない高度経済成長期を戦後30~40年で成し遂げ、日本は経済大国として欧米先進国に仲間入りしましたが、その後しばらくすると今度は逆に戦争直後の貧しい時代を忘却の彼方に置き去り、飽食をはじめ物質的過剰状態へと現代は大きく変遷しました。。
また1990年初頭にはインターネットが登場し、皆がネット検索・電子メールに夢中になり始めたと思いきや、2000年(ミレニアム)にIT(情報技術)が躍進し、今や世界中の人たちと瞬時に繋がるのが当前で、更にSNSで瞬時に情報拡散したり、従来まで自ら足を運んで購入した商品もパソコン・キーボード入力であっという間に購入出来、最短翌日には手に届くといった超便利社会が到来しました(O_O)(O_O)
つまりモノ・情報・技術など、我々の生活をより便利・豊かにする手段をほぼ全て人類は既に取得したお陰で、我々はより幸せになると思っていたのもつかの間、発展し続けねば停滞もしくは鈍化する資本主義経済の宿命上、既に物質・技術的に飽和した欧米・日本など先進国は案の定経済停滞し始め、それが引き金となったインフレ・貧困などが全世界に迫りつつあります。。
特に2020年勃発したパンデミック以降、世界で顕著化したインフレ・貧困格差の現状を打開しようにも、何故か物質的に満たされた社会は少子化を招きやすいようで、それに追い打ちをかける高齢化に悩む日本は著しい生産力低下や、消費伸び悩みをもたらし、もはや社会全体の経済発展は到底望めないので今後も格差社会(一部の富裕層とそれ以外の一般層)が顕著化するはずです。。
僕が従事する美容医療分野然りで、先細りする通常医療(保険診療)の将来に見切りを付けた30代医師たちが美容医療界になだれ込んできた結果、今や美容医療では明かな供給過多に陥っており、しかも昨今のIT革命の煽りを受け美容医療の知識・技術もほぼ出尽くしたのでこれ以上発展余地が乏しく、今や多くのクリニックが”患者争奪戦”に奔走し、本来あるべき技術向上よりもむしろSNS等でいかに目を引く広告宣伝(集客)全力を注ぐような施設が後を絶たないといった本末転倒な状況となっていますが(>_<)、話が長くなったので今回はこれまでとし、こういった厳しい時代を我々はどのように生き抜くべきか、次回その考察をさらに深めようと思います。。
