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美容外科ブログ

2025年7月26日
友人のキック・ボクシング試合

テレビでボクシングやキックボシングの試合をたまに観ることがあっても、実際に会場に足を運び目の前で試合そのものを観るチャンスはなかなか無いと思いますが、実は僕には30代後半のプロ・キック・ボクサーの友人がいて、彼が今年いっぱいで引退するので、この度後楽園ホールでその闘いぶりを観に行ったので、今回はその様子を述べますが、試合を観ていて真っ先に感じたのは身近な友人がリングに上がると僕自身が戦いに望むかのような錯覚に囚われ、心臓がバクバクし手に汗握り始めたので、テレビで観るより遥かに臨場感があることに驚きました!

歴代日本はボクシングで頭角(才能)を現す選手が多く、今や世界最も才能あるボクサーとして認められているのも日本人の井上尚弥選手だし、実際井上選手の試合を観ると、子供の頃夢中になったブルース・リーのカンフー映画を彷彿させるような圧倒的強さに酔いしれますが、僕の友人も多くの観衆目前でカラダを張って戦いそこからファイトマネーを稼ぐのですから、そんな戦士である彼らに僕は尊敬・賞賛を感じずにいられません(O_O)

と言うのも、ボクシング(格闘技)は常に危険と隣り合わせで、今や科学的にも証明されたCTE(慢性外傷性脳症)と呼ばれる、頭部衝撃から生じる脳震盪などの脳への反復傷害が原因となり、脳変性による認知症に似た症状の進行性脳症をきたす神経変性疾患となる恐れもあるし、試合中ノックダウンされた直後急性脳出血を受傷、そのまま意識消失し最悪の場合命を失う死亡事故がボクシング界では少なからず発生しているからです。。

そんな命賭けの戦いに臨むのに、僕の友人も数ヶ月前から激しいトレーニングを繰り返し、そのトレーニング内容は低酸素状態でランニングマシンを使ったダッシュ(激走)で心肺能力を鍛え、さらに本番に近いスパーリングにてパートナーのパンチ・キックを敢えて受け打たれ強いカラダを作ったり、しかも僕のような応援する人間の期待を決して裏切らぬよう、つまり絶対に勝たねばならない大きなプレッシャーがかかるので、試合後本人からチラッと聴いた話によると「毎回試合前日夜は恐怖に襲われ眠れない。。」との本音を吐いていました。。

今回友人の対戦相手は、26歳と友人より一廻り近く若い新進気鋭のボクサーで、1ラウンド開始直後から激しい打ち合いが繰り広げられ、防戦一方となった友人の顔は相手のパンチ猛攻を受け直ぐに真っ赤となり、正直このままダウンするのかと観戦していた僕も諦めかけた瞬間、相手が降り出したパンチを上手くかわしたと思いきや、そのまま前のめりとなった相手の顎めがけて放った右ストレートが所謂”カウンターパンチ”となりクリーンヒットし、相手はダウンしそのまま立ち上がれず、1ラウンド目2分余りで友人は形勢不利な状態から見事ノックアウト勝利を収めました\(^o^)/

最後に今回のまとめですが、本大会には女子選手やカンボジア、タイから参加した外国人選手たちも含め10戦が繰り広げられましたが、実際間近で試合を観て分かったのは、全て手加減のない真剣な殴り合いで、ボコボコと殴った音は聞こえるし、キックの辺り処が悪ければ肋骨も折れることもある危険なスポーツでしたが、選手たちは決してお互いを憎み合って殴っているのではなく、あくまでスポーツとして行っているのに驚かされますが、このような真剣勝負が観れるのは拳闘ならではであること、そして命を賭けたこのスポーツに努力・情熱を注ぐボクサーたちに畏敬の念を感じながら、僕も自分の出来ることには今以上真剣に取り組まねばと新たな意気込みを彼らから頂きました!

(工藤レオ選手とともに左から3人目)

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