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美容外科の価値・再考

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美容外科の価値について、これまでも本ブログで何度も語っているので今更言及するまでもないが、実は世の中の流れとともに美容外科の価値も変わるため、時折見直してみるべきであろう。

 

特に2020年初頭発生したパンデミックの影響で世の中が大きく変わりつつある現在、美容外科の立ち位置・その価値の変遷を知るのは大変興味深いし、その具体的内容をお伝えするのはこの荒波の真っ直中で診療を続ける僕の責務だとも感じる。

 

実は本パンデミックの到来数年前から、美容医療ビジネスは中国インバウンド需要の追い風を受けて大変活性化していたが、当クリニック例外に漏れずパンデミック直前にはクリニック来院者過半数を中国人たちが占める日が続く毎日だった。

 

僕はそんな状況を目の当たりにしながら、2012年の尖閣諸島問題に端を発した中国・反日デモ運動を思い出し、また何かの契機で反日運動が生じれば、このインバウンド需要はたちどころに消滅するだろうと一抹の不安を感じてもいた。。

 

何故なら、中国インバウンド需要を過度に当てにしたり依存し過ぎると、万一それが途絶えた際途方に暮れると予想していたからだが、実際にそれから間もなくして新型コロナウイルス感染症勃発という形で現実化してしまった。

 

その後言うまでもなく、旅行業・飲食業をはじめとする多くのサービス業が壊滅的ダメージを受け、美容医療もその例外に漏れないだろうと僕も予め覚悟を決めたが、パンデミック勃発から1年半が経過した現状を振り返ると、勿論、30%以上集客・売り上げダウンとなったが今年に入ってから一転持ち直し、現在はパンデミック以前と同様レベルに戻っている。

 

一方、保険診療の状況は思わしくないようで、どの科も軒並み来院者数・売り上げともに減少いるようで、特に小児科・耳鼻咽喉科の来院者数は激減しているとニュース報道されているが、その理由は新型コロナ感染回避のための受診控えや、インフルエンザなど他感染症が流行しなかったかららしい。

 

また心血管系・癌関連手術も同様に、新型コロナ感染を避けるため延期や中止となり手術件数が激減し、病院経営に著しいダメージを与えているようで、美容医療よりむしろ、命に直結する一般医療の集客減少に僕は驚かされている。

 

逆の見方をすれば、美容医療は僕の予想を大きく裏切って実はとても底堅いビジネスであることをこういった未曾有の状況を経験して気付くのだが、それは美容医療が対象とする外見上コンプレックスは一般的な病と同様か、それ以上に我々を悩ませる由々しき問題だからに他ならない。

 

多くの病気は、日頃からのストレス蓄積が原因であることが少なくないが、実は外見上コンプレックスも特に美意識の高い方には多大なストレスとなり、その結果生活の質(QOL)を損なったり、メンタル的に悪影響を及ぼしかねない。

 

最後になるが、物質的に恵まれた現代人たちは、よりクオリティが高くメンタル的にも充実した人生を求めるようになり、そのトレンドは今後一層強くなることが予想されるが、そういった新しい時代を生きる人たちにとって、美容医療は一般医療と同様に重宝されるはずである。

 

このように本パンデミックを経験して美容医療の高い価値を再認識出来たが、その期待を裏切らぬよう僕を含めてこの医療に従事する者は安全・確実な技術を習得するよう、常日頃から努力すべきことも同時に考えさせらる。

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