GINZA CUVO

2020年10月アーカイブ

今年初頭に勃発した新型コロナウイルス・パンデミックから既に8ヶ月以上が経過し、依然全世界的には猛威を振い続けているが、我が国の状況は感染者数こそ一定数で経過しているものの、世界と比較すればその重症・悪化率は格段に低くく、すでに”ウィズ・コロナ”と呼ばれようにこのウイルスと共存する道を模索し始めている。

 

その証拠に政府主導で”Go to Travel”, “Go to Eat”の如く、国民が旅行や外食に出かけるよう促進する動きが活発化し、実際シルバーウィーク・4連休には空港・各観光地も通常通りの賑わい・人混みが戻ったにも関わらず感染者激増は認めなかったので、日本に限ってこの問題はある程度収束段階に入ったといって良いだろう。

 

ただ今年10月以降の気温が一気に下がる秋冬シーズン、我々の免疫力は低下し感染しやすくなるので、インフルエンザ感染症とともに新型コロナウイルスも3月の第一波、7月の第二波に続き、もうじき第3波の来襲が予想される。

 

だが第3波を乗り切れば大半の国民がこのウイルスへの免疫力を獲得するはずだし、早くて今年末にワクチン摂取の可能性もあり、そうなると来春までにこの問題を収束させるのが現実的になってくる。

 

さて新型コロナウイルスによる実害を調べると、統計上通年インフルエンザよりも感染者数・死亡者数が低いにも関わらず、人類初となったこのウイルス・パンデミックの出現に我々が戦々恐々した結果、消費活動がほぼストップし、特に旅行業・飲食業を筆頭に多くの業態で未曾有の赤字を招いてしまった。

 

当然その悪影響は医療業界にも伝播し、眼科・耳鼻科をはじめ一般医療分野で軒並み患者数・売り上げが30%以上低下したようで、大経費がかさむ総合病院の中にはすでに経営破綻から病院閉鎖に追い込まれた施設も出てきており、安定企業筆頭だったはずの医療ビジネスですら予断を許さない状況となっている。

 

まして美容医療は我々の健康に直接関与せず、今回のような非常事態下では真っ先に優先順位が下がるので来院患者数・売り上げ減は必至であり、少なからぬ数の施設で厳しい経営状況に直面しているのは火を見るよりも明らかである。

 

ただ世の中の事象はまるで大海原の波が上下する如く、今年のような下げ底があればその後に必ず上昇傾向となるであろうし、だからこそ古くから”ピンチの後にチャンスあり”という諺が語られてきたのであろう。

 

当クリニックも例外に漏れず、昨年まで年々勢いを増していた中国大陸中心の”インバウンド需要”が突如絶たれ、その分患者数・売り上げも減少したが、不幸中の幸いにもこの”インバウンド需要”以前から長年培っていた邦人来院数が例年通りなので大変助かっている。

 

さて、最近世間の潮目が変わり始めたのか、本年初頭からすっかり雲隠れしていた”インバウンド需要”患者の紹介業者さんたちが来年への準備に向け、僕に取材・インタビューを申し込んできたことから、近い将来、また以前のような”インバウンド需要”復活の兆しが見えたのも事実である。

 

長い人類の歴史上今回のようなパンデミックの際は、それなりの人的犠牲を払いながらも集団免疫を獲得して人類は生き残ってきたが、”スペイン風邪”と呼ばれる前回インフルエンザ・パンデミックから既に100年近く経過し、今回また人類は新たなパンデミック(戦い)を仕掛けられた訳だが、間もなく訪れるであろう第3波を耐え忍んだ暁の来春には以前ように明るい社会が戻ることを期待しつつ、1人1人が健康に留意した日々を過ごすことを切に願っている。

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