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コロナウイルスと美容外科−3

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新型コロナウイルスの経過

早いもので、昨年末に中国での新型コロナウイルス勃発から早くも半年以上が経過し、その間我々の社会・生活はこのウイルスに振り回され続けているが、ここで一旦、その流れを振り返ってみようと思う。

 

新型コロナウイルスが日本で猛威を振るい始めたのは今年3月中旬で、一時入院病床がその患者さんたちでひっ迫し始め、4月中旬頃にはピークを迎え重症患者・死者も激増したが、その間に敷かれた緊急事態宣言での自粛生活で感染状況は減速し、5月中旬にまでにほぼ収束した。

 

だが緊急事態宣言が開始した3月中旬からの約2ヶ月間、我が国の経済活動がほぼ停止したため、飲食店などのサービス業を筆頭に多くの業種で売り上げが激減、国は慌てて社会保障としての”持続化給付金(返済必要の無い補助金)”を困窮している中小企業に配布せざるを得なくなった。

 

そして緊急事態宣言が解除された5月下旬から、その間滞った経済活動の遅れを取り戻そうと、今度は”ウィズ・コロナ”と呼ばれるように、本ウイルスと共存して日常生活・経済活動を取り戻すよう国は積極的に働きかけ、特に破滅的損害を被っている旅行業を助けるべく、”go to travel キャンペーン”で国民に旅行を推奨したりもした。

 

その結果、今年6月に収束に向かっていた感染者数が7月を境に再び増加し、8月中旬現在4月の2倍まで膨れ上がり人々を震撼させており、最近になって再び緊急事態宣言を出すべきでは?との世論が半数近くまで占めているらしい。。

 

新型コロナウイルスが脅威は、本ウイルスの原型・コロナウイルスが冬期間の風邪ウイルスの一種で、2002年に勃発したSARSがそうだったように、冬(11月)に発症したものの半年後の7月には終息したにもかかわらず、本新型コロナウイルス(Coivd-19)は、夏のこの時期も再燃・猛威を振るい続ける感染力の強さに他ならない。

 

 

美容医療における新型コロナウイルスの悪影響

 

さて、このウイルス出現により我々美容外科領域でも大打撃を受け、特に中国からインバウンド需要を当てにしたクリニックは壊滅的ダメージを受けたり立ちゆかなくなっているであろうし、当クリニックも今年初頭までインバウンド需要がクリニック全体の3~4割程度を占めていたので、2月上旬にその需要が突如絶たれて以来、少なからぬ悪影響を受けた。

 

だが幸運なことに、5年以上前から次第に増加した中国インバウンド需要の以前から安定して越し頂いていた邦人顧客たちが、突如欠損したこのインバウンド需要の穴を次第に埋め始め、ここ最近、例年より顧客数は減じたものの、十分にクリニック運営が継続出来るまで客足が戻ったので、美容医療は想像以上に底堅いビジネスだと実感している。

 

さて今後の見通しだが、噂では今秋~冬には更に強力な新型コロナウイルスが猛威を振るう恐れがあるというので、残念ながら今後の見通しは決して明るいとは言えず、どのビジネスにも多難な状況が続くであろう。

 

唯一の希望は、本ウイルスに有効なワクチン・治療薬の開発だが、その開発には早くて4~5年、通常だと10年以上必要だとされるにも関わらず、本ウイルスの勃発からたった6ヶ月程度で既に開発に成功したとされるワクチンがどこまで信頼出来るか分からないし、むしろ製薬会社の売り上げ(利潤)優先のためのにわかワクチン開発ではと思わず疑ってしまう。。

 

 

美容医療の今後あるべき姿

 

なのでまずは我々1人1人が正常免疫力を保持しつつ、本ウイルスが収束に向かうまで末永く辛抱するしかなさそうだが、そんな過酷な環境下でも我々はビジネス(経済)を動かしてゆかねばならないのが現実でもある。

 

最近僕が診療しながら感じるのは、まるで戦時下の如く我々の健康を危険に晒し、更に経済的にも大打撃を与える状況下でも人々は美容医療に関心を示し、若さ・美しさ・健康的外見を求め続けるそのパワーである。

 

そして先日、古くからの日本人のお客様の1人が診療前にふと「たとえ明日命尽きると知っても、今日治療したいと思います」との発した言葉から分かるように、我々に備わった”美”の欲求は意外にも本能的であり、それがこのような悪条件下でも人々が美容治療を求める理由と思われる。

 

ただ当然好景気の時とは異なり、お客様たちは本状況下では売り上げ優先にしたり、効果の乏しい治療を回避して、本当に価値・質の高い治療のみを求めるため、”ホンモノ”でなければ生き残れない厳しい時代に突入したとも言える。

 

なので我々この医療に従事する者たちは、まさに”篩い”にかけられる状況に置かれたとも言える訳で、お客様を最優先にし、かつ価値・質の高い医療を提供出来るよう、今後一層切磋琢磨に努力すべきであろう。

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