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令和の幕開け

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昨日は平成の最後の日、そして今日が令和初日となったが、令和が激動の時代になる気がしてならない。と言うのも、以前は情報入手まで時間がかかったり、情報自体を得るのが困難だったが、現代はネット進歩の恩恵により、ありとあらゆる情報が瞬時に得られるようになったからだ。そして以前はテレビ中心のマスコミ情報が、それを受け取る我々大衆に一方向性に発信されており、その報道内容は広告制作費を支払うスポンサーの影響を受けるため、必ずしも公正とは言えなかったはずだ。

 

ところが今や、これまで情報受容者に過ぎなかった我々一般大衆が、YouTubeなどの動画ソフト・SNS等を介して情報発信を開始し、スポンサーからの悪影響を受けづらい、偏りの少ない正しい情報が得られるようになった。そして、これまでTVなどから当然と信じきっていた常識が覆される時がやって来るかもしれず、そういった意味で令和は大きな転換期になるのではと僕は予想している。

 

この新たな情報社会では正しいものが残り、そうでないものは遅かれ早かれ消滅する取捨選択の時代が到来したとも言え、例えば僕が通勤途中に時折立ち寄る六本木ヒルズ商用施設では、店舗の入れ替わりがとても早い。それはこの商用施設内に一時期活況を呈していた店舗があっても、人々のニーズも変化とともに需要や人気を失えば容赦なく、しかもあっという間に消え去さってゆく運命にあるのだ。

 

こういった現象は店舗のみならず医療分野でも同様で、かつて情報量が少なかった時代、治療を受ける患者側は医療側が提供する知識・技術を鵜呑みにするしかなく、すなわち医療側が主導権を握っていた。ところが近年、患者側がSNSなどに受けた医療の評価・口コミ等を積極的に投稿するので、患者側は事前に十分な情報が得られるようになった。その結果、以前医療側に存在した主導権が患者側に移りつつあり、数多くのある医療施設・医師たちはかつてとは逆に、患者側から選ばれる立場に様変わりしたのである。

 

従って患者側に選択されるには、彼女・彼らにアピールする何か特別な要素を有さねばならないが、それが真に価値ある何かでなければ、この情報社会では患者側は簡単に見透かされ、あっという間に化けの皮が剥がされてしまうだろう。

 

さてこの話を僕が従事する美容医療に絞ると、時代が進むにつれ人々はより侵襲が低く、ダウンタイム(回復時間)が短い治療を求めるようになり、医療側はそのニーズに答えるべく新たな技術・手法の開発に追われている。ここ数年、美容外科で特に人気を集めているのがメスを用いずに行う顔のリフトアップで、その治療は超音波器機による顔面リフトアップや、顔に糸を埋め込むスレッドリフトと呼ばれる方法だ。

 

また、美容外科以外の“若返えり”では幹細胞を用いた治療法が人気を博しているらしく、この治療を求めて日本ばかりでなく、中国など諸外国からも顧客が殺到しているらしい。だがこういった新治療の効果は今後5~10年の長期予後を見極める必要があり、現段階でその治療効果について真偽のほどを語るには時期尚早である。

 

というのも我々には治療効果の真偽の定かに関わらず、期待値があまりにも高いが故に斬新なものに飛びつく傾向があるからで、治療効果が得られなかっただけならまだしも、後々後遺症が出現する危険性も捨て切れないので、こういった新たらしい治療法にはより慎重な姿勢で臨まねばならない。そしてこれまでも多くの新しい治療が世に現れ、一時的に人気博士たかのように見えても、気づいてみるといつの間にかその姿形を消す例が後を絶たない。。

 

一方、当クリニックで行う治療は、一貫して変わらないシンプル外科コンセプトを15年前の開業当初から継続しており、今後ももこのスタイルを継続するつもりである。何故ならこのシンプルコンセプトに基づいた治療法すでに完成形であり、それを求めて常に一定のニーズが在り続けているからだ。

 

最後にまとめとなるが令和は変遷の時代、もしくはより一層取捨選択が成される厳しい競争時代の幕開ともいえるが、それは良いものはより高く評価される、“ホンモノ”こそが主役となり得る新たなチャンスの到来でもあるだろう。

 

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