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6.1 なぜ、アンチエイジング美容外科が注目されるのか?

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世界的な高齢化率上昇と我が国の実情

 
先進諸国の高齢化率(65 歳以上人口の割合)は今後さらに上昇し続け,近い将来,アジア諸国を中心とした世界各国でも,高齢化率の急上昇が見込まれている.「長寿・高齢化」は,先進諸国・途上国をも含めた全世界的な課題である.日本の高齢化率は23.0%と世界最高で,イタリアとドイツはともに20.4%と20%台を突破しており,スウェーデンの18.2%,スペインの17.0%,フランスとイギリスの16.8%と続いている.2020 年頃には韓国やシンガポールの高齢化率の上昇ペースが極めて速くなり,2030 年頃には,中国やインドといった多人口国の高齢化率が10 〜20%に達する見込みである.政府が国会に提出している年次報告書『平成25 年高齢社会白書』によれば,今後の我が国の総人口は「長期人口減少過程」に入り,2026 年に人口1 億2,000 万人を下回った後も減少を続け,2048 年には1 億人を割って9,913 万人となり,2060年には8,674 万人になるものと推計されている(第1 章,8 頁,図1-1 参照)
 
その一方で,65 歳以上人口の割合を示す「高齢化率」については,2025 年に約30%,2060 年には約40%に達することが見込まれている.国際連合のデータを基に我が国と先進諸国の高齢化率を比較してみると,我が国は1980 年代までは下位,90 年代にはほぼ中位であったものが,2005 年には最も高い水準となっている.高齢化率が7%を超えてから14%に達するまでの所要年数で比較すると,フランスが115 年,比較的短いドイツが40 年,英国が47 年を経過しているのに対し,我が国は1970 年に7%を超えるとその24 年後の1994 年には14%に達している.我が国の高齢化のスピードがいかに急激だったかが伺えるが,アジア諸国,特に韓国の場合は2005 年に9.3%だった高齢化率が2060 年には33.6%と,我が国を上回るスピードで進行すると見られている.
 
 
我が国の平均寿命は,平成23(2011)年現在,男性79.44 年,女性85.90 年と,前年に比べて男性は0.11 年,女性は0.40 年下回った.今後,男女とも延びて,72(2060)年には男性22.33 年,女性27.72 年となり,高齢期はさらに長くなっていく見込みである.
このような「長寿・高齢化」は,戦後の経済成長の中で国民の生活水準が飛躍的に上昇したことや,食料事情・衛生環境の整備・医療技術の進展等が要因とされているが,その一方では高齢者の急増とともにさまざまな慢性期疾患に起因する,寝たきりや認知症などの要介護高齢者も増加の一途を辿っていることが深刻な問題となっている.そのため,真に豊かな長寿・高齢社会を実現させるためには,高齢者一人ひとりの生活の質(Quality Of Life)を高く保ち続け,より豊かで自立した日々を持続させる「サクセスフル・エージング(幸福な老い)」の達成が重要なものになってくるのである.
 
 
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資料:2010年までは総務省「国勢調査」,2012年以降は総務省「人口推計」(平成24年10月1日現在),2015年以降は国立社会保障・人口問題
   研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果
図6.1:高齢世代人口の比率
 
 
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資料:1959年及び2011年は厚生労働省「簡易生命表」,1960年から2010年までは厚生労働省「完全生命表」,2020年以降は,国立社会保障・
   人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果
( 注)1970年以前は沖縄県を除く値である.0歳の平均寿命が「平均寿命」である
図6.2:平均寿命の推移と将来推計
 
 
 
 

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