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美容外科ブログ

2025年6月14日
外見至上主義(ルッキズム)

最近ちょくちょく耳にする言葉に”ルッキズム(外見至上主義)”というのがあり、その意味は外見や身体的特徴に基づいて他者を差別する思想・社会現象を表し、この言葉は1970年代米国メディアによって作られた造語らしく、外見・容姿を意味する「look」と、主義をあらわす「ism」を組み合わせ、日本では「外見至上主義」と訳されることが多く最近よく使われるようになったようで、それは現在隆盛を極めるSNS・投稿写真の映りの良し悪しが、まるでそこに映った人・モノの全価値を決定するかような風潮がまかり通っているからと思われます。。

実はかなり前から、”ルッキズム(外見至上主義)”が一世風靡する世の中に僕の神経が障るようになっていて、何故ならマスコミ(ネット・テレビの広告宣伝)で最も重要視されるのが”見た目(外見)”であり、勿論、テレビ(写真)映りの良いほうが宣伝効果があるのは充分承知ですが、どのテレビチャンネル・ネット宣伝を観ても常に美男・美女のみが映し出されていると、まるで綺麗で格好良くなければ価値が無いかのような錯覚・洗脳をもたらすのが大変危険と感じるからです(O_O)(O_O)

と言うのも美しさには個性が伴ってこそ”プライスレスな魅力”あるのに、僕に言わせると加工されたSNS写真の”美しさ”は、没個性的でさほど魅力があるとは思えませんが、そういった加工写真モデルさんに限ってありとあらゆる場所で、これでもかというほど執拗い宣伝を見かけるので、どうやらマスコミの方々は本当の美しさを理解していらっしゃらないようで、正直、これだけ大多数の人々に影響を与える仕事をされているのだから、もう少し本当の美しさが何か学んで頂けたらとすら思います(^0^;)

これはとても重要なのでもう一度繰り返えすと、”ルッキズム”優先主義は大変危険な思想でもあり、何故なら特定の価値(美貌)のみをひたすら肯定することは、それ(美貌)以外を否定するのと同等の行為であり、つまり、美貌を有した極希な人たちのみが優れていて、それ以外の方々は劣っていると錯覚を与える差別主義的と”ルッキズム”が実は全く同様の発想となるからです。。

しかもテレビ・ネットに映し出されるのは三次元に存在し、何らかのオーラ(波動)を有した実物とはかなり異なる二次元映像に過ぎず、そういった画像、今や如何様にも改変可能・動画を多くの人が視聴しながら、つまり虚像・バーチャル(仮想)を”あ~なんて綺麗、格好良いんだろう。。”と勘違いしている可能性が少なくありません。。

なので人間(生き物)の本当の美しさ・魅力は画像からでよりもむしろ、生身の存在と接して評価すべきで、というのも、写真映りはとても良いけど実際会ってみると意外と魅力に乏しかったり、逆に写真映りは”パッ”としなくても実際お会いするとととても魅力的で驚かされることもあり、そう考えると画像(写真)から得られるのはあくまでも顔や体のバランス・プロポーション的な美しさ、つまり、美しさのある一面に過ぎないのです。

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