2025年2月15日
タンパク質の価値
今回は真面目な栄養学の話で、と言うのも先日僕は生まれて初めて”ファスティング”(プチ絶食)に挑戦し俄然ダイエットに興味が湧いたからですが、結局我々の体は普段食べるもので出来ており、ご存知の通り三大栄養素は炭水化物・タンパク質・脂肪で、特にタンパク質はカラダ構成栄養素であり、それ以外にもタンパク質はホルモン・免疫など人体を円滑に機能させ感染症制御など、生命=タンパク質と言っても過言ではないほど重要なので、今回はタンパク質に焦点を当てようと思います。
早速人体を車に例えると、燃料が炭水化物、車本体がタンパク質と脂肪、エンジンオイルが脂肪や血液に例えられ、もし炭水化物ばかり食べていると車にガソリンばかり補給し続け燃料タンクが満タンでガソリンが溢れるのと同様であり、タンパク質・脂肪を摂取しないままだと車体が壊れて修理不可能で車が動かなくなります。つまり人体は炭水化物過多では肥満、逆にタンパク質(脂質)不足だと病気(故障)に繋がるので、タンパク質も非常に大切な栄養素だと分かります。
タンパク質はアミノ酸と呼ばれる有機化合物から合成され、アミノ酸は全部で20種類ありその11種類は体内で合成出来ますが、残り9種類は合成不能なので食事から摂取せざるを得ず、これらは必須アミノ酸と呼ばれる9種類(バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン、トリプトファン)で、肉類、卵、大豆、米、黒酢等に含まれています。
もし必須アミノ酸が不足すると、もっと言うと必須アミノ酸のどれか一つでも欠けると生命維持に必要なタンパク質が合成されず、カラダの様々な機能が正しく行われにくくなり、最初こそ肌荒れ程度で済まされますが、それを放置すると筋肉・骨が弱り腰痛膝痛どころか、血管が弱って脳卒中を招いたり、免疫力も弱り感染症・癌に罹りやすくなるなどなど、生命に直結する重篤な状況に陥りかねません(O_O)(O_O)
特に普段からスポーツ(ランニング)を趣味・日課にする方の場合、そうではない人たちよりタンパク質消費量が多く、タンパク質を意識的に摂取する必要があるらしく、僕はつい最近まで”そんなはずはない。。何故ならタンパク質は重要栄養素だから、消費されたタンパク質はアミノ酸に分解された後、腎臓で再吸収されるからさほどタンパク質摂取をしなくても大丈夫”と高を括っていたのです。。
そこで僕は自分の血中タンパク量を調べると、なんと正常値ギリギリでもう少し下がると低たんぱく血症と診断されるレベルだったので”開いた口がふさがらない’”思いでしたが、どんなにカラダが一生懸命アミノ酸を再吸収しても、僕の運動量はそれを上回っていたようで、つまり運動にてタンパク質は予想以上に消費されるので、特に日本食はタンパク質が西洋食に比べて少なめなのと、原則的に肉食を避ける僕のような人たちは、プロテインパウダーなどを利用して意識的にタンパク質補給するのが健康維持に欠かせない改めて気付いたのです(^0^;)