経結膜的下眼瞼形成術に伴う眼瞼下垂様症状の改善-4

2012年06月05日

結果:

2011年1月から4月までの4ヶ月間に、いわゆる"目の下くま(クマ)、たるみ"の下眼瞼症状の215例(平均年齢43.5(範囲19~72歳、SD9.2)が来院、治療した。来院時所見で、眼瞼下垂症が併発していると診断されたのは、その中の31例であった。(Fig-2)

 

 

Fig-2

Period(期間)

2011/1~2011/4

Number(症例数)

31/215 cases

Average Age(平均年齢)

43.5 (19~72, SD9.2)

 

 

軽度眼瞼下垂症状を呈したのは27例(両側22例、片側5例)、中等度のものは、4例( 両側1例 、片側3例)であった。(Fig-3) 軽度と中等度眼瞼下垂症を併発したそれぞれの患者群で、5例、2例に長期ハード・コンタクトレンズ装用歴があった。(Fi-4)

 

 

Fig-3

 

Both side(両側)

One side(片側)

Total(合計)

Ptosis(+)軽度眼瞼下垂

22

5(R4, L1)

27

Ptosis(++)中等度眼瞼下垂

1

3(R)

4

 

Fig-4

 

Hard Contact Lens

Ptosis(+) 軽度眼瞼下垂

5/27

Ptosis(++) 中等度眼瞼下垂

2/4

 

 

軽度眼瞼下垂症をともなった患者群の中で、経結膜的下眼瞼形成術のみで、明らかな下垂症状の改善を認めたのが15例であり、12例は明らかな改善を認めなかった。また改善しなかった12例のうち2例は、下眼瞼手術後に眼瞼下垂症改善のための眼瞼挙筋前転術を行った。その結果、この2例で下垂症状の明らかな改善が得られた。

 

中等度眼瞼下垂症の4例は、下眼瞼形成術術後に眼瞼下垂症状の軽度改善を認めたが、すべての症例で下垂症状は残存した。そのうち2例で、下眼瞼術後に眼瞼挙筋前転術を行い、下垂症状の完全回復を認めた。

 

次に眼瞼下垂症と下眼瞼症状の相関関係を調べると、下眼窩脂肪前方突出が原因となった、いわゆる"目の下のたるみ"に併発した眼瞼下垂症が25例であった。また、下眼窩脂肪前方突出はなく、下眼瞼構造の不具合が原因の、いわゆる"目の下のくま(クマ)"に併発したものが6例であった。

 

最後に上眼瞼陥没傾向と重瞼幅の開大度改善効果についてだが、軽度下垂症を伴う症例では、下眼瞼治療後にある一定の改善効果を認めた。中等度眼瞼下垂を伴う症例では、上眼瞼陥没傾向と重瞼幅の開大の改善効果は、軽度眼瞼下垂症例のそれよりも乏しかった。

 

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