目の下のくま(クマ)、たるみ治療において脂肪注入、移植やPRPは必要なのか?

2012年05月16日

Q:他院では目の下のクマ(くま)、たるみ改善には、いわ ゆる"脱脂"を行った上に、さらに脂肪注入、移植や、PRP{血小板多血漿(Platelet Rich Plasma)}注入をしないと良い結果が得られないと言われました。銀座キューヴォ・クリニックでは脂肪注入、移植や、PRP{血小板多血漿 (Platelet Rich Plasma)}注入を行っていないようですが、それでも良好な結果が得られるのでしょうか?
 

A:当クリニックで行う目の下のクマ(くま)、たるみ改善のための下眼瞼形成術では、原則的に脂肪注入、移植や、PRP注入を行っておりません。以下にその理由を説明いたします。

目の下のクマ(くま)、たるみは、下眼瞼構造の不具合が主原因です。まず目の下のたるみについてですが、この症状は遺伝的に下眼窩脂肪の多い方が、加齢に伴 う眼周囲支持組織の弛緩により、この脂肪の前方脱出が原因です。この場合、前方脱出した脂肪を適切に除去する、いわゆる"脱脂"治療を行うと、良好な結果 が得られます。

また目の下のくま(クマ)は、下眼瞼皮膚が下垂し、同部位に黒っぽい陰影を形成する事が原因です。この場合、少量の脱脂と眼周囲支持組織解離による下眼瞼皮膚の剥離、挙上によって、症状は大幅に改善します。

症例よってたるみと くま( クマ)の割合は異なりますが、 この治療に訪れる方々は、目の下のたるみと くま(クマ)の原因の両要素を持っている場合がほとんどです。したがってその治療には、脱脂と下眼瞼皮膚の挙上、剥離の両方を適切に行うことが肝心です。

次 にこの治療に伴う脂肪注入、移植やPRP注入が必要かどうかについて述べたいと思います。脂肪注入、移植やPRP注入は、下眼瞼に凹みや皮膚のしわなど、 何らかの問題が発生した場合に必要になると考えられます。こういった問題は、不適切な治療が原因で発症すると思われますが、当クリニックでは最初からこう いった問題が起こらない治療をすることを大前提としております。

ま ず最初に脂肪注入、移植ですが、この処置が必要の無い理由は、下眼瞼形成術において、脱脂を優先するのではなく、皮膚挙上操作を優先的にしたことで、摘出 脂肪量を最小限とすることが可能となったからです。この方針により、治療の最優先事項が脂肪の過剰切除による凹みやしわなどの弊害を確実に回避出来るよう になりました。

特に目頭よりの内側下眼瞼脂肪を過剰切除しないことが、下眼瞼の凹み回避には極めて有効であることがわかり、現在ではこの部位の脂肪除去は極力避けるようにした結果、脂肪注入、移植をしなくとも、確実に凹み等の問題は回避されています。(図-1)

逆に、図-1中段イラストの如く、内側下眼瞼脂肪のみを除去すると凹みが生じる危険性を伴います。この治療で一番配慮すべき点は、この内側下眼瞼脂肪を出来るだけ残すことです。そして図-1下段イラストの如く、下眼瞼を左右一様に平坦化することが極めて重要です。

この治療の経験に乏しい外科医が、容易にアプローチ出来る内側脂肪を優先的に除去する時に凹みなどの問題が生じる可能性があります。したがって下眼瞼形成術は、豊富な治療経験を有した外科医が行うべき専門的治療なのです。

私の行う下眼瞼形成術では、脂肪除去量を最小限とすることで、脂肪が本来保持する弾力性、ならびに柔らかさを十分に生かすため、多部位から採取した脂肪を移植、注入しなくとも、良好な結果が得られるのです。

図-1

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銀座CUVOクリニック目の下のくま治療について

銀座CUVOクリニック目の下のたるみ治療について

次にPRP注入についてですが、この治療は図-2の如くPRPに含まれる成長因子の働きで下眼瞼皮膚にハリを与え、しわ等を改善する治療です。私の行う治療では下眼瞼皮下組織にレーザー照射し、広汎に皮下剥離を行います。

その結果、図 -2の如く皮下照射したレーザー熱エネルギーによる創傷治癒過程で、この部位にマクロファージやリンパ球などの炎症性細胞が集積します。これらの炎症性細 胞からは、PRPに含まれるのと同様の成長因子が十分に放出されます。こういった炎症細胞から放出される成長因子のおかげで、治療後の下眼瞼皮膚はPRP を注入しなくとも、十分に若々しい皮膚が再生されるのです。

図-2

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以上が私が目の下のクマ(くま)、たるみ改善のために行う下眼瞼形成術にお いて脂肪注入、移植やPRPを行わなくとも、十分に良好な結果が得られる主な理由です。また、そういった処置が必要なのは稀なので、最初から不必要な処置 をすることなく、万が一必要な場合のみ行うべきでしょう。このことが常に良好な結果を得るための、いわゆる"シンプル・イズ・ザ・ベスト"と呼ばれる外科 手術の鉄則に準じているのです。

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