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銀座を訪れる中国人買い物客を見て思ったこと

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銀座には沢山の中国人たちがやってきていわゆる”爆買い”を行っているのを横目通勤している。特に夕方はその勢いが強く、多くの中国人たちが大型バスで銀座7丁目にやってくるので、2車線ある銀座中央通りも一本はこれらの大型バス駐停車に塞がれ一車線となり、毎日夕方の時間、この辺り銀座中央通りは大渋滞となる。

だが銀座の商売を考えるとこれは嬉しい悲鳴で、経済的に潤っている中国人たちがそのお金を日本で消費してくれるのは本当にありがたいことである。特に中国人たちは日本製”炊飯器”、”セラミック包丁”、”洗浄機便座”の”三種の神器”を購入するらしく、銀座7丁目にはそういった電化製品を扱う免税店が出来たため、大変賑わっているらしい。

 

僕が中学生だった1977年、札幌で大きな中国博覧会が開催された。当時道民の8人に1人が参加したこの博覧会に僕も行ってみたが、博覧会場にいた中国人たちは皆人民服を着ており、展示物はお米などの農産物、絹や毛糸、そして石炭や鉱石など天然資源など、いわゆる第一・二次産業の原料とその製品がほとんどだった記憶がある。

 

あれから37年が経過し、中国は1977年当時の日本、もしくはそれを追い越す勢いの経済力を保持するようになり、その結果バブル景気を謳歌したかつての日本と同様の経済的繁栄を得るようになった。一方我が国はバブル景気の終焉を迎えたものの、多くの人々は物質的に恵まれるようになり、現在を生きる日本の若者たちはかつてほどの物欲や金銭欲がなくなり、むしろ質素な生き方に価値を見出すようになった。

 

そしてこの新しい時代に物欲や金銭欲に執着しているのはむしろ、時代遅れで好ましくないとすら思われるようになった。我が国は代表的な先進国で、その生活水準は世界最高レベルの1つだと言って過言ではない。先進国に生きる人間の責任としてシンプルに生きることや、内面的充実感を得ることこそ幸せへの近道であること、そこに物やお金への執着が介在する場所はないと再認識すべき時でもある。

 

近い将来、現在繁栄を謳歌する中国もいつか成熟・衰退を迎えるだろうが、その時現在の日本の如く、お金や物にばかり依存しない内面的充足感に価値を求める時代がやってくる。その時この大国の落ち着く先の見本として日本は正しい方向に進む必要がある。

 

だが現在の日本はお金がどこかに停滞していて、それを人体を例にあげると血液循環がうっ滞し、健康障害を起こした状態に例えられる。その治療は血液循環を良くしてこそ健康が得られるのと同様に、お金を貯め込むのではなく積極的に消費活動を行い、経済循環を良好に保つことに他ならない。そういった使命を先進国に生きる者たちが担っていることを自覚し、意識改革をすることが明るい将来の実現に結びつくと僕は信じている。

 

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