GINZA CUVO

2012年5月アーカイブ

先週末の2日間、東京オークラホテルで開催された第100回美容外科学会に参加した。 年に2回づつ開催される美容外科学会なので、今年で50年目の歴史を迎えたことになる。日本から300名、韓国や中国などの諸外国から100名近くの参加者があり、学会は盛況だった。

我が国の美容外科の歴史を簡単に説明すると、この医療は今から70年以上前、僕がかつて所属していた十仁病院で開始された。美容外科の社会的必要性が高まりつつあった昭和53年、十仁病院は当時の厚生省に働きかけ、美容外科という標榜科目(内科や外科などと同等格付で、診療科目に掲げることが可能な診療科)が認可されるに至った。

もしこの働きかけがなされず、美容外科が標榜科目でなかったとしたら、この医療は日陰に隠れてほそぼそとやらざるを得なかったであろう。そういった意味で、当時の十仁病院の功績は美容外科医療において非常に大きく、この歴史上の貢献から現在も日本美容外科学会本部は十仁病院に置かれている。

次に美容外科学会の意義についてだが、以下3点がその主な内容だと僕は考えている。

1.普段の診療成果を分析発表し客観的評価を得ることで、その医療の正当性や価値を確認する。

2.日進月歩の最先端美容医療技術に触れ、価値のあるものをアップデートする。

3.国内のみならず海外医師たちと交流を深め、美容医療の発展向上に貢献する。

つまり、学会参加は情報交換の場として、自分の行う医療の方向性が正しいかどうか確認するまたとない機会なのだ。 一般医療は大病院、グループ体制で行われるのに対して、美容外科は原則的に小規模クリニックを基盤に行う場合がほとんどである。つまりこの医療では情報が閉鎖的になりがちなので、美容外科医にとって学会参加は必要不可欠と言っても過言ではない。

僕が美容外科の世界に飛び込んで、すでに10年以上が経過したが、美容外科学会には毎回参加している。だが10年前と比較しても、外科基礎技術は原則的にほとんど変わっていない。新しく変化するのは、まるでタマネギの皮が常に古い皮の上に出来るように、あくまで表面的な部分である。

その新技術に本当の価値があれば、既存技術の仲間入りをするが、無価値なものはすぐにはがれ落ち消滅する。だから我々医師は、斬新な技術にすぐに飛びつくことなく、客観的にその真偽を問う姿勢が重要であり、学会参加によってそういった技術の正しい取捨選択が可能となる。

最後になるが、我々この医療を実践する医師は、安全で確実な外科技術を習得することは勿論、患者さんに対する優しさを最優先にすることや、この医療への情熱を失わないことも極めて重要である。先述の如く、先人たちの努力があってこそ、我々は堂々とこの医療を実践出来るようになったのだ。この努力に対する感謝を忘れずに、その恩返しとしてこの医療がさらなる発展を遂げるよう貢献してゆきたい。


銀座CUVOクリニックオフィシャルサイト

 

我々は教育やテレビなどのマスコミから、社会にとって都合の良いことを教えられたり信じ込まされてきたと、最近僕は感じるようになった。例えば学校教育の歴史を例に挙げると、小中高と繰り返して縄文、弥生時代を、まるでそこからこの世の歴史が始まったかの如く学んできた。だがよく考えると、その以前にも悠久の歴史が確実に存在していたことは紛れもない事実である。しかし、そういったことには意図的に決して触れようとはせず、我々の知らない歴史上の真実はひた隠しにされている。

食物についても信じるよう、しむけられていることがたくさんある。例えば義務教育期間中の給食では、牛乳が支給しされたり、現在もテレビ・コマーシャルで、"もっと牛乳を飲もう"というキャンペーンが展開されている。それを見た我々は、牛乳にはカルシウムが豊富に含まれていているので、牛乳をたくさん飲めば身長が伸びると信じている。

だが、これは事実ではなく、むしろ野菜に含まれるカルシウム量の方が多く、もしより多くカルシウムを摂取量したいのであれば、牛乳を飲むより野菜をたくさん食べるべきである。牛乳は健康に良いどころか、牛乳に含まれる動物性異種タンパク質は、アレルギー反応を引き起こしたり、乳糖分解酵素のない多くの東洋人にとって、牛乳は胃腸への負担のかかりやすい飲み物である。

我々が口に入れる物は非常に重要であり、"我々の容姿は何を食べ、何を考えてきたかで決まる"と言われるほどだ。それにもかかわらず、健康の専門家である医師ですら、医学教育で栄養学について学ぶことはほとんどない。その結果、医師の多くは病気の要因や治療法については詳しくても、それをいかに予防するか、病気にかからない食習慣についてほとんど知らない。

それはまるで、獲物が蜘蛛の巣にかかるのを待つ蜘蛛のように、我々に誤った食物を提供し、我々が病気になるのを待って治療するという矛盾に満ちた医療が当たり前になっている。これは"ビッグファーマ"と呼ばれる製薬会社が政治経済的に大きな影響力を持つため、疾患治療を医療の根本にする姿勢を変えたがらないことが原因だ。だが、それでは病気で苦しむ患者さんが犠牲となるわけで、本来であれば患者さんが病気苦しむ前に、つまり、病気に罹らないよう予防するのが本来の医療のあるべき姿のはずだ。

このように、先進国の中で世界をリードする立場にある我が国ですら、マスコミなどの他人任せにしていては正しい情報が得られないのがこの世の現実なのだ。また、マスコミから流れる一方的な情報を鵜呑みにすると、そういった情報を操作する側の思うつぼにはまり、我々は利用される側に廻ってしまうのだ。現代社会を賢く生き抜くには、"皆が信じているから自分も信じる"といった大衆的先入観を捨て、無意味な情報は勇気を持って無視し、自らが思慮深くなり、正しい有益な情報のみを取捨選択することが極めて肝心である。

 

先日、ある新聞の一面見出しに日本の若者8割が将来への不安を持っていると掲載されていた。その不安の具体的内容は、老後の年金がもらえるか?仕事があるのか?から始まって、地震や原発事故、そして放射能汚染など我々の将来を脅かす安全や健康への不安まで、さまざまな内容であった。

残念なことだが、現在の日本はこういった多くの不安に包まれている。将来この国を担うはずの若者たちが、こういった不安に囲まれているのは、国の存続に関わる非常に深刻な事態である。何故なら我々は不安に包まれると個々の能力が発揮出来なくなるばかりか、不安が不安を呼ぶ連鎖反応が始まり、それが現実化する方向に向かうからだ。

不安になると我々は将来を心配し、財布の紐が固くなる。その結果、お金が循環しなくなるので経済停滞が起こる。我々の将来への過剰な不安な心理状態が不況の本当の原因なのだ。こういった不安は新聞、テレビなど、マスメディアからの一方的な情報を我々が鵜呑みにすることで生じる。

冒頭でも述べたように、最近の新聞の見出しには我々の不安を煽るような内容で一杯だ。東京を襲う直下型地震が4年以内に起こる可能性が70%で、想定死者は1万人近くに達するなど、いつでも新聞やテレビには不安を煽る内容が盛りだくさん発信されている。

こういった記事を読んだ多くの人が、将来の不安に駆られるのは火を見るよりも明らかである。しかし実際にそれが起こるかどうかは、あくまで確率論であって、これまでも同様に地震の起こる可能性があったが、我々がそれを知らなかっただけに過ぎない。

医学領域でもこれに似た興味深い事実がある。脳ドッグで動脈瘤を発見した際の死亡率についてだが、脳ドッグは動脈瘤を発見し、それが破裂する前に予防的に治療してしまおうというのが狙いだ。だが、脳ドッグで動脈瘤を発見した方が、脳ドッグを受けずいるよりも死亡率が高いというパラドックス(本末転倒)な事実である。

そこには脳ドッグによって、知る必要もなかった脳動脈瘤の存在を知り、不安に駆られ、かえって病状が悪化したことが考えられる。また破裂前の脳動脈瘤を手術し、手術自体の危険性により命を落としたケースも含まれるであろう。

このように我々は本来知る必要もないことや、単なる確率論のような情報に振り回されて、不安に駆られてられてた結果、自らの首を絞めてしまうことがある。現在の日本はまさにそのような状況に陥っている。ではこの悲観的な現状を打開するにはどうすればよいのだろうか。

その答えは、マスコミ情報は故意に我々の不安を駆りたてている事を知り、そういった情報を無視し、真実を知る努力をすることである。一人一人がこれを実践したあかつきに不安から解放され楽観的になれば、我々の潜在的能力が発揮され、このビデオが語るような素晴らしい世界を手に入れるのはそう難しくないであろう。

日頃から美容医療に従事していると、この領域で扱う内容がとてもプライベートな事を身に染みて感じる。この医療は治療を受ける方々の劣等感(コンプレックス)に正面から向き合って、その改善を図るためにある。

お客様はコンプレックス解消のために、美容外科という高い敷居を乗り越えてやってくるため、多くの方々は緊張のため笑顔すら見せられない。治療内容に関しても決して他人に知られたくはなく、治療の痕跡すら一切残したくないと考える人がほとんどだ。

だがこの医療を提供するクリニック側は、そういったこの医療につきまとう、極めてデリケートな側面を軽視してしまうことが少なくない。その良い例が美容クリニックが集客のために行う派手な宣伝広告である。実際にこの業界では、お客様が、派手な広告に魅せられて治療を受けたものの、得られた結果が宣伝内容とはかけ離れていたがために、クレームになることがあると聞く。

そもそもこれほどデリケートな内容を扱う美容医療では、派手な宣伝広告で集客を図るべきではない。しかもテレビ、雑誌、インターネットで露出を増やせば、それが直ちに集客に繋がると考えがちだが、そういったキャッチ広告では必ずしも良質な顧客を獲得することは出来ず、 冷やかしや興味本位の顧客層を増やしかねない。

では良質の顧客確保には、何をすべきなのか?その方法は、

1.広告宣伝はインターネット等で、治療に関する詳細かつ正確な情報提供程度にすること。(決して誇大広告をしないこと。)

2.従来の医療と同様に、真摯な医療を継続し、実際にその治療を受けた患者さんの紹介や口コミでコツコツと集客を図ること。

だと僕は信じている。

紀元前4世紀に存在した医学の父、ヒポクラテスは"医師の誓い(医師の倫理、任務などについてのギリシャ神への宣誓文)"として次のようなことを述べた。

1.自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない。

2.医に関するか否かに関わらず、他人の生活についての秘密を遵守する。

3.生涯を純粋と神聖を貫き、医術を行う。

つまり医師は、客様のプライバシーを厳守し、彼女・彼らのメリットを最優先に治療すること、そして決して金儲けのために医療をすべきではないことが2000年以上前から明確に宣言されているのだ。そしてその宣誓文の最後には次の一文がある。

"この誓いを守り続ける限り、私は人生と医術とを享受し、全ての人から尊敬されるであろう!しかし、万が一、この誓いを破る時、私はその反対の運命を賜るだろう。"

美容医療に携わる医師こそ、このヒポクラテスの誓いを肝に銘じるべきなのだ。開業8年目を迎えた当クリニックは、このの誓いを遵守して、より質の高い医療を提供してゆきたい。


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先日、ある新聞の一面見出しに日本の若者8割が将来への不安を持っていると掲載されていた。その不安の具体的内容は、老後の年金がもらえるか?仕事があるのか?から始まって、地震や原発事故、そして放射能汚染など我々の将来を脅かす安全や健康への不安まで、さまざまな内容であった。

残念なことだが、現在の日本はこういった多くの不安に包まれている。将来この国を担うはずの若者たちが、こういった不安に囲まれているのは、国の存続に関わる非常に深刻な事態である。何故なら我々は不安に包まれると個々の能力が発揮出来なくなるばかりか、不安が不安を呼ぶ連鎖反応が始まり、それが現実化する方向に向かうからだ。

不安になると我々は将来を心配し、財布の紐が固くなる。その結果、お金が循環しなくなるので経済停滞が起こる。我々の将来への過剰な不安な心理状態が不況の本当の原因なのだ。こういった不安は新聞、テレビなど、マスメディアからの一方的な情報を我々が鵜呑みにすることで生じる。

冒頭でも述べたように、最近の新聞の見出しには我々の不安を煽るような内容で一杯だ。東京を襲う直下型地震が4年以内に起こる可能性が70%で、想定死者は1万人近くに達するなど、いつでも新聞やテレビには不安を煽る内容が盛りだくさん発信されている。

こういった記事を読んだ多くの人が、将来の不安に駆られるのは火を見るよりも明らかである。しかし実際にそれが起こるかどうかは、あくまで確率論であって、これまでも同様に地震の起こる可能性があったが、我々がそれを知らなかっただけに過ぎない。

医学領域でもこれに似た興味深い事実がある。脳ドッグで動脈瘤を発見した際の死亡率についてだが、脳ドッグは動脈瘤を発見し、それが破裂する前に予防的に治療してしまおうというのが狙いだ。だが、脳ドッグで動脈瘤を発見した方が、脳ドッグを受けずいるよりも死亡率が高いというパラドックス(本末転倒)な事実である。

そこには脳ドッグによって、知る必要もなかった脳動脈瘤の存在を知り、不安に駆られ、かえって病状が悪化したことが考えられる。また破裂前の脳動脈瘤を手術し、手術自体の危険性により命を落としたケースも含まれるであろう。

このように我々は本来知る必要もないことや、単なる確率論のような情報に振り回されて、不安に駆られてられてた結果、自らの首を絞めてしまうことがある。現在の日本はまさにそのような状況に陥っている。ではこの悲観的な現状を打開するにはどうすればよいのだろうか。

その答えは、マスコミ情報は故意に我々の不安を駆りたてている事を知り、そういった情報を無視し、真実を知る努力をすることである。一人一人がこれを実践したあかつきに不安から解放され楽観的になれば、我々の潜在的能力が発揮され、このビデオが語るような素晴らしい世界を手に入れるのはそう難しくないであろう。

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