GINZA CUVO

2012年4月アーカイブ

我々は教育やテレビなどのマスコミから、社会にとって都合の良いことを教えられたり信じ込まされてきたと、最近僕は感じるようになった。例えば学校教育の歴史を例に挙げると、小中高と繰り返して縄文、弥生時代を、まるでそこからこの世の歴史が始まったかの如く学んできた。だがよく考えると、その以前にも悠久の歴史が確実に存在していたことは紛れもない事実である。しかし、そういったことには意図的に決して触れようとはせず、我々の知らない歴史上の真実はひた隠しにされている。 食物についても信じるよう、しむけられていることがたくさんある。例えば義務教育期間中の給食では、牛乳が支給しされたり、現在もテレビ・コマーシャルで、"もっと牛乳を飲もう"というキャンペーンが展開されている。それを見た我々は、牛乳にはカルシウムが豊富に含まれていているので、牛乳をたくさん飲めば身長が伸びると信じている。 だが、これは事実ではなく、むしろ野菜に含まれるカルシウム量の方が多く、もしより多くカルシウムを摂取量したいのであれば、牛乳を飲むより野菜をたくさん食べるべきである。牛乳は健康に良いどころか、牛乳に含まれる動物性異種タンパク質は、アレルギー反応を引き起こしたり、乳糖分解酵素のない多くの東洋人にとって、牛乳は胃腸への負担のかかりやすい飲み物である。 我々が口に入れる物は非常に重要であり、"我々の容姿は何を食べ、何を考えてきたかで決まる"と言われるほどだ。それにもかかわらず、健康の専門家である医師ですら、医学教育で栄養学について学ぶことはほとんどない。その結果、医師の多くは病気の要因や治療法については詳しくても、それをいかに予防するか、病気にかからない食習慣についてほとんど知らない。 それはまるで、獲物が蜘蛛の巣にかかるのを待つ蜘蛛のように、我々に誤った食物を提供し、我々が病気になるのを待って治療するという矛盾に満ちた医療が当たり前になっている。これは"ビッグファーマ"と呼ばれる製薬会社が政治経済的に大きな影響力を持つため、疾患治療を医療の根本にする姿勢を変えたがらないことが原因だ。だが、それでは病気で苦しむ患者さんが犠牲となるわけで、本来であれば患者さんが病気苦しむ前に、つまり、病気に罹らないよう予防するのが本来の医療のあるべき姿のはずだ。 このように、先進国の中で世界をリードする立場にある我が国ですら、マスコミなどの他人任せにしていては正しい情報が得られないのがこの世の現実なのだ。また、マスコミから流れる一方的な情報を鵜呑みにすると、そういった情報を操作する側の思うつぼにはまり、我々は利用される側に廻ってしまうのだ。現代社会を賢く生き抜くには、"皆が信じているから自分も信じる"といった大衆的先入観を捨て、無意味な情報は勇気を持って無視し、自らが思慮深くなり、正しい有益な情報のみを取捨選択することが極めて肝心である。

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