GINZA CUVO

2011年10月アーカイブ

僕がはじめてアップル・コンピュータと出会ったのは、医学部を卒業して大学院に入学した頃だから、今から20年近く前のことになる。理系なのに数学やコンピュータサイエンスが苦手だった僕は、当時のMS-DOSの使い方がちんぷんかんぷんで、いざパソコンを使おうとしてもどうして良いか分からず、途方に暮れていた。そんなとき、たまたま大学院の先輩がアップル・コンピュータを持っていたのだが、このコンピュータを見たとき、”これであればコンピュータ音痴の僕でも使える!”と直感し、早速手に入れた。

アップル・コンピュータの当時のキャッチフレーズは、”What you see is What you get(画面上のアイコンで操作可能)”から分かるように、当時の難解なMS-DOSを知らない初心者でもすぐにこのコンピュータであれば使うことが出来た。当時スティーヴジョブ氏は、彼自身がコンピュータの専門家ではなかったので、誰でもすぐ使えるコンピュータの開発にこだわったらしい。

アップル・コンピューターの使い勝手の良さは言うまでもないが、そのデザイン性も卓越しており、無駄が一切省かれ、このコンピュータの裏側さえも美しい。スティーヴ・ジョブ氏のデザインへのこだわりは並大抵ではなかったらしく、コンピュータ内部の無駄すらも一切排除したため、これほどまでコンパクトで美しい製品が完成されたのだろう。

その一貫した姿勢は、最近大人気のiPod、iPhone、iPadにも受け継がれており、アップル製品は彼のおかげで世界中で愛されるようになった。そんな偉大なスティーヴ・ジョブ氏だが、数年前から膵臓がんに冒され、つい先日帰らぬ人となった。

日本人の僕ですら、彼がこの世を去ったことを知って大変ショックを受けたのだから、米国人たちの彼への喪失感は甚大で、今世紀を代表する偉人の一人を失ったと認識しているらしい。スティーヴ・ジョブ氏の徹底したこだわりによって産み出されたアップル製品は、これからも我々に愛され続けるであろう。

彼のような偉人は、たとえこの世を去っても我々の中に生き続けると思う。我々は彼のような不滅の人を偉人と呼ぶのではないだろうか。スティーヴ・ジョブ氏の冥福を心よりお祈りしたい。

http://www.youtube.com/watch?v=OaMT8fZpEXA&feature=related

今から約10年前、ニューヨーク・マンハッタンに、脂肪吸引や豊胸などで有名なで、常にマスコミに引っ張りだこだったある開業医がいた。僕の米国出身のある友人はテレビ出演で知ったこの医師を訪れ、下腿を太く見せるシリコン・インプラント挿入手術を受けた。

だがその後間もなくすると、片足が思わしくなくなり、炎症や痛みが出現した。上半身に比較すると、下半身の血流は悪く、シリコン・インプラント等の異物を挿入すると、”蜂窩織炎”と呼ばれる下肢全体に波及する感染症を起こすことがある。

当時彼はエクスパットと呼ばれる超一流の株トレーダーだったが、結局左足に炎症を抱えたまま日本に戻ることになった。彼は日本からすぐにこの医師に連絡をしたが、なんとこの医師は多忙を理由に友人の連絡を無視したのだ。

途方に暮れた彼は、日本の友人の紹介で僕の元を訪れた。僕は自分のクリニックで彼の治療を行うのはいかがなものかと悩み、とりあえず某大学病院に紹介することにした。だが彼はその大学病院を受診直後にメールで「その大学病院では投薬以外何も処置をしてもらえず大変失望している」との訴えた。彼の話では「担当医は自分が外国人で日本では行わない特殊な治療をしていることを理由に治療を拒否した。これは差別だ」と述べた。

だが彼の症状を診察すると、投薬のみで解決する状態ではなく、抗生物質の点滴静注と感染部位を切開して、ばい菌を排出するドレナージ治療が必要なのは明らかだった。大学病院で治療拒否されたのであれば、僕が治療を引き受けざるを得ず、僕が治療を行うことにした。その後彼の足は完治し、これを契機に僕は彼と無二の友人となった。

それから10年余りの歳月が経ったが、最近になってこの友人から治療を行った米国人外科医のその後の話を聞いた。この医師は数年前、ボディビルダーが使用するステロイドホルモンの管理不行き届きで医師免許を剥奪されたとのこと。米国では医師の薬剤不正使用には厳格な処罰をすることで有名である。

この医師が僕の友人にとったような無責任な診療態度が原因で、彼の運気は次第に下がり始め、最終的に医師免許を失う結果になったのではないだろうか。医師資格を失った彼はその後西海岸に移り、トレーニングジムトレーナーとして再スタートを切った。だが彼はニューヨークの花形医師として活躍した過去の栄光を忘れられなかったのか、ジムトレーナーとして働くうちにうつ状態に陥ったらしい。

たとえ再スタートを切ったとしても、過去の栄光にしがみついていてはいつまでたっても日の目を見ることは出来ず、こういう状況では運気は下る一方となる。何があったかしらないが、ある日彼は自分の妻を射殺した後、自分のこめかみを打ち抜いて自殺した。

嘘のような話だが、動物性肉を常食とし、薬物を常用する白人社会ではこのような衝動的犯罪が発生することがある。(動物性肉摂取量と犯罪率は相関性が示されている)こういった事例からわかるように、我々は謙虚さを失った途端、運気(波動)が下がり始め、そのまま反省せずにいるとこの米国人医師のような悲惨な結果に陥ることが少なくない。

逆に謙虚さを持続していると、万一物事が思わぬ方向に向かったとしても、すぐにその誤りに気がつくので、早期に軌道修正可能となる。僕が今日までさまざまなことを経験しながらやってきたのは、この重要な事実を知るためだったと言っても過言ではない。

(Burce Nadler 医師の記事)

http://www.mesomorphosis.com/blog2/bodybuilding-cosmetic-surgeon-bruce-nadler-dead-in-murder-suicide/104/

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