GINZA CUVO

2011年9月アーカイブ

外科医に不可欠な良運気

外科医の運気が下がると思わぬ問題に遭遇しかねない。僕の場合も、過去のある時期、度重なる困難に遭遇し始めた。その原因は何だろうと思い起こしても何一つ思い当たらず、頭を悩ませた。自分の調子の落ち込み様を自覚しているにもかかわらず、そこから抜け出せずにいるのは予想以上に大変だった。その原因をもう一度ここで検証してみたい。

僕が7年前に開始したレーザによる目の下のたるみ治療が大好評を博した。それまで目の下のたるみ治療は皮膚切開を用いて行われていたため、多くの患者さんが治療に踏み切れずにいたのだろう。開業してしばらくするうちに、1日6〜7件の手術予約が4ヶ月先まで埋まるようになった。それ以来、手術に追われる毎日が続いたが、当時の僕は一例でも多くの手術をこなそうと躍起になっていた。気がつかないうちに疲労が蓄積し始め心身ともに疲弊してしまった。

疲労困憊した心身とともに運気も低下し始め、ネガティブな事象(エネルギー)を引き寄せ始めたのが度重なる困難に遭遇した主な原因だったと思われる。どの業界でも人気急上昇、いわゆる”ブレイクすると、その後は何かをきっかけに人気にかげりが生じるのが世の常だ。僕のクリニックもこのブレイク状態は2006年初頭に始まり、2008年のリーマンショックを契機にして終焉に向かった。

健全なビジネスとは、一瞬で燃え尽きる炎のように”ブレイク”するのではなく、炭が長時間燃え続ける如く、”ブレイク前状態”を維持することである。つまり、目先の利益を追うのではなく、長期展望を持ちながら、現状維持させることが本当の成功なのだ。この重大な事実に気がつかず、むやみやたらに仕事をしていたため、その代償として運気低下、憂鬱感や焦燥感などに苛まれたのだった。

挙げ句の果てに、何のために仕事をしているのかわらない、いわゆる”本末転倒”に陥ってしまったのだ。だがしばらく悩んだ後、その原因に気がつき考え方を改めた結果、次第に僕の運気は軌道修正し始めた。現在は憂鬱感からも解放され、楽しく充実しながら仕事ができるようになり安堵している。次回は僕以上に運気の低下した米国人外科医の話を述べたいと思う。

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