GINZA CUVO

2011年6月アーカイブ

IMG_0361新橋の十仁病院に勤務しながら4年が過ぎ去った頃、そろそろ独立して自分の理想とする美容医療を展開したいと思うようになた。それは今から6年以上前の話だが、当時の銀座にはすでに多くの美容外科が存在しており、新規開業してもうまくゆくかどうかはわからなかった。

周囲の医師たちは、当時の銀座で開業するのは自殺行為に近いと言われた。そんな中僕は挑戦することに価値があると信じ、開業を決行した。幸運なことに2005年の開業時、日本の景気は上向で、その追い風を受けて、2008年のリーマンショックが訪れるまで多忙な毎日を過ごした。だが開業にあたって、多額のお金を借り入れたこと、職員給与、家賃、家賃などの経費等、つい最近まで常にお金の心配、いわゆる"経営者の苦悩"が常につきまとった。

したがって、日々の売り上げを意識しながら診療を継続せざるを得なかったわけだが、最近になって借入金はすべて完済し、まるで足枷から解かれたように気持ちが楽になった。そもそも医療は人命救助、痛みなどに苦しんでいる人たちを助けるためのものであり、お金儲け優先に行う行為ではない。

しかし借金返済やクリニック経営維持に関する不安や悩みがある時期は、売り上げ維持にやっきになっていたことを認めざるを得ない。医療行為は常に100%の結果が得られるとは限らない。症例によって、治療後の再処置が必要な場合もある。美容医療ではそういった場合、高額な治療費をいただいたているので、再治療は原則的にその保証範囲内で行うべきであった。だが売り上げ優先で診療を行ってい時期は、再治療料金すらも売り上げの足しになるように考えていた。

インターネットで成功症例を提示して患者を誘導している以上、治療にお越し頂くすべての方々が、同様の結果を期待して治療を受けている。仮に治療結果が完全でない場合、真摯な姿勢で対応すべきだったが、売り上げ重視で診療をしていたため、不満をもたれることもあったことを認めざるを得ない。

美容治療に満足した人が、もし他の人一人にそのことを伝えるとしたら、不満足な人は10人にその不満を言うのが世の常である。つまりどんなに一生懸命診療をしても、不満足な人を増やせば、10倍返しでクリニックの評判を落とし、自らの首を絞める結果となる。

だがどんなに確立された医療技術でも、それを受ける患者さんの状態によって、その結果にぶれが生じるのが事実が存在する。肝心なのはそういった場合でも不満を感じさせることなく、最終的に良好な結果へ結びつけることなのだ。残念ながら、売り上げ優先に治療を行うとクレーム患者が増加するのは避けられない。だが、経営面に不安なく治療を行えるようになった当クリニックは、今後治療にお越し頂いたすべての方に満足していただける下地が完成した。

売り上げ優先ではなく、人の幸せを最優先し、そのためにはボランティア精神を惜しまずに診療することが何より大切なのだ。この姿勢がクリニックの信用を獲得し、本当の安定経営に結びつくことに僕は気がついた。過去にさまざまな経験をさせていただいたお客様への感謝の気持ちを忘れずに、今から本当の医療を目指してゆきたい。


銀座CUVOクリニック公式サイト

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北京の友人の招待で中国最南の島、海南島を訪れた。北京から空路で四時間と、北京-

東京間よりも遠方で、ベトナム、ハノイやハワイと同じ緯度にある常夏の島だ。こういったリゾートを訪れる人々の目的は、日常生活からかけ離れた大自然の中で気分転換をするためにある。

海南島のリゾートホテルもバリやハワイなど一流のリゾートとほぼ変わらない豪華な作りだった。 ハワイ、マウイ島などを訪れると、人口密度が少ないせいか、自然が圧倒的で人々の生活感を感じさせないほどだ。だが海南島はあくまで人口過多な中国のリゾートなので、それ以外の市街地には通常の暮らしがあり、リゾートとは正反対の生活感が漂っていた。

友人たちとプレジャーボートを借りに市街地の港に行くと、そこには木造の漁船が所狭しと停泊していた。その船内を覗くと、いわゆる”ボートピープル”が船上生活していた。日本では信じられない光景だが、中国では今でもこのような生活をしている人々がいる。

問題は人間の生活に伴う汚染の問題で、便や生活排水はすべて港に垂れ流していた。そのためか、港の海水は茶色く濁っており、港一体には汚臭が漂っていた。港を離れて沖へ向かうと、海の色はエメラルドグリーンに輝いていたが、そのあまりの差に驚きを隠せなかった。

中国や韓国を訪れて常に気がかりなのがトイレの衛生観念だ。日本に比較するとこれらの国々のトイレは、常に清潔とは言えず、しばしばアンモニア臭が漂う。繁華街の市民レストランなどでは、水回りを一緒にするためなのか、トイレと厨房を同じ場所にしている場合もある。つまりトイレのアンモニア臭が漂う中で。食器を洗う場合も少なくない。

日本人との感覚の違い、便尿など体から排出されるものは汚くないと認識しているのだろうか。東京の場合、水洗が完備されていて駅のトイレなどを例外として、どこでも嫌な思いをせずに用を足せるのは非常にありがたい。自然と普通の生活感が混在した海南島は、人々の意識が洗練化されてゆくとともに、中国の一流リゾートとして将来成長してゆくであろう。

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