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中国、桂林で行われた解剖学実習に参加して

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P1000410年に一度中国で行われる解剖学実習に参加した。実習地は毎年変わるかが、今年は桂林で行われた。 香港近辺の広州で飛行機を乗り継ぎ、約8時間程の長旅となった。 桂林はベトナムとの国境を接した中国南部、広西チワン族自治区内の人口500万人の都市である。この街を訪れた5月初旬はすでに真夏のような暑さだった。

臨床医となった後に解剖学実習に参加するのは以下の理由による。医師は医学生時代に人体解剖実習を行うが、この時点では外科手術を想定おらず、あくまで人体構造把握が目的に行う。そのため人体構造を暗記するのがやっとであった。だが、臨床医となり外科手術をしていると、手術アプローチの点からもう一度解剖を行い、神経、血管走行などを再確認したいと感じるようになった。

P1000469解剖実習前日には観光を行い、桂林に来た誰しもが経験するといわれる川下りに行った。 この土地は今から3億年以上前海底にあり、長い年月を経て石灰が堆積した。この石灰層が次第に隆起しカルスト台地となり、この台地は二酸化炭素を含む雨水で浸食された。その結果、鍾乳洞や釣り鐘型の山々など、桂林の水墨画で有名な風光明媚な情景を作りだしたのだ。

翌日の実習は桂林医科大学解剖学教室で行われた。午前中の実習を終え、一息つくため解剖学教室のある大学2階からバルコニーに出て辺りを見回すと、そこにはのどかな田園風景が一面に広がっていた。小鳥や虫たちが木々の間を賑やか飛び交う中、農夫たちがゆっくりと農作業をしていた。この光景はずっと昔から今も変わらず続いているに違いない。この雄大な自然の中で暮らす桂林の人々は穏やかで、ここにいると時間がゆっくりと流れていP1000472るように感じた。日頃緊張を強いられる我々美容外科医は、気持ちを新たに出来るこのような機会をしばしば持つことが必要かもしれない。

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