GINZA CUVO

再び中国、大連へ

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次回に続き顔面解剖セミナーに参加するため、 中国大連を4ヶ月ぶりに訪れた。どうしてわざわざ中国なのか?それは解剖献体が日本に比べて、ここ中国では比較的容易に得られるからだ。前回は韓国医師団と共催の解剖セミナーだったが、韓国も日本と同様、解剖献体はなかなか得られないため中国までやってくるのだ。


今回の会場はドイツ資本のホッヘン株式会社だったが、この会社は主に献体標本を作成している。下写真のように、さまざまな動物が特殊技術で加工され永久標本となる。

なんだが不気味な感じがしないでもないが、こういった生標本はさまざな分野で大変貴重な価値がある。日本でも人体標本展が数年前から各地で行われているが、その人体標本はホッヘン社で作成されている。

美容外科医は顔面解剖に熟知しているはずだが、日々の診療野中で、必ず新たな疑問点が生じる。クリニックを訪れるお客様でこれらの疑問点を解決できないため、こういった機会に解剖献体で確認することが極めて重要となる。

今回の確認事項は日本で症例数が少ない鼻の治療に必要な解剖を知ることだった。鼻は軟骨がいくつか複雑に重なり合って構成されているため、適切な治療を行うにはその構造に熟知している必要がある。


さて、今回のセミナーでのもう一つの目的は僕が行う眼周囲治療についての解剖を、これから美容外科医を目指す若手中国人医師たちに伝えることだった。

今から約8年前、僕が眼周囲の治療を自分の専門治療にしようと決心したのも、実はこういったセミナーである医師から感銘を受けたからだ。次は僕が自分が習得した知識や経験を若手医師たちに伝えてゆかねばと思っていた。


僕は解剖献体を用いて眼周囲の解剖を行った。この部位は小さいのでその模様を皆に間近で見せることは不可能なので、ライブビデオ撮影しながら会場にいる100名近い中国人医師たちに大スクリーンで示すのだ。

僕は隣の部屋で解剖を行っているため、会場の様子はわからない。他領域の解剖を担当したのは人口15億人の中国で名声の高い美容形成外科医たちで、その医師たちと肩を並べて解剖をしていると思うと、セミナー中はずっと緊張のしっぱなしだった。


無事解剖セミナーを終えた後は、参加した医師たちと美味しい中華料理を食べながら親睦を深めた。共通の仕事や興味を通して出会った国境を越えた仲間たちとは何か運命的なものを感じる。言葉は通じなくても、こういった仲間たちと心は十分に通じ合えた。隣国の友人たちと仲良くしながら、お互い発展してきたいと思った。

銀座CUVOクリニック公式サイト

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コメント(2)

なかなか興味深いお話ですね。
私は特別?なスイスの大学にて学び
教育学科なのに解剖学まであった。。。
ぎゃ~~でしたが、それが現在はとても役に立っていると感じます。
人間を教育するのに見えない部分も学ぶことがだいじだということ、はっきり言って体の中は見ようと思えば見える。
だけど精神等は視えないものですが。。それでも
中味を視ていると、そして外見をみているとわかるようになるのです。。
美学と医学、、いや美学は医学から発達したか?
そこから教育へ。
Angie

大変意味深いコメント、誠にありがとうございます。
レオナルドダビンチもそうですが、美学と医学はともに発達したのでようかね?非常に興味深いところです。
特に、僕の行う美容治療は医学的手法を駆使していますが、良い結果を出すには美学を追究する姿勢が必要なのです!
また、貴重なコメントよろしくお願いいたします!

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