GINZA CUVO

アンチエイジング診療の外‐29(電子カルテ導入)

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思わぬスペースを占有するカルテ 当クリニックでは今年6月から電子カルテを導入した。クリニックを運営する上でカルテの管理は、クリニックの心臓部と言える程重要だ。患者さんたちの個人情報が記載されているし、何か予期せぬことが起こったときの証拠として、貴重な証拠となる。しかし、紙のカルテで管理していると、患者さんが増えてくれば、カルテが占めるスペースはどんどん増えてくる。僕のクリニックは50坪と必ずしも十分な広さがない。贅沢を言えば、全部で100坪くらいあれば理想的なクリニックの面積と言える。しかし、銀座の地価の高さを考慮に入れると、現実的には現在の大きさが精一杯である。カルテの保管義務は5年と医療法で定められているから、毎日5人程度新規患者がくるとすれば、一年間であっという間にカルテの数は1000冊を超えてしまう。1000冊のカルテがどれくらいの量かと言えば、通常の本箱を一つ簡単に占有してしまうくらい。昨年一年で当クリニックは約1000冊のカルテが出来、このまま5年間保管するとなれば、4畳半くらいの部屋を軽く占有してしまう。カルテがどんどん増えてゆく現実は、当クリニックのように、地価の高い場所で診療を行うには切実な問題となる。さらに、美容医療を行う場合、写真の管理が重要で、治療に訪れた患者さんたちは治療前後の比較をするために写真を撮影し、比較する必要がある。当クリニックでは写真などの管理に強いマッキントッシュ・コンピュータを使用している。 マッキントッシュで走る電子カルテ 一般的に電子カルテと言えばPCウインドウズ系が多いのが、実はマック上で走る電子カルテが市販されている。この電子カルテは写真も同時に管理でき、無線LANで情報のやり取りが出来るので、ノート型マックを持ち運べば、患者さんのそばで電子カルテ記載、写真の閲覧が出来るのでとても便利だ。もちろん、無線LANのセキュリティも完備されている。紙のカルテの場合、その都度カルテを取り出して、そこに記載してまた受付まで運ぶという、煩雑な動作が必要だった。しかし、紙カルテのほうが、誰が記載したかわかるので、そちらの方が責任の所在がわかり易く安全という意見もある。当クリニックでも、最初は電子カルテ導入にあたって、反対意見も出た。しかし、実際使ってみると、あまりの便利さに驚くあまりで、全員一致で“導入して良かった。”という意見となった。美容医療界で電子カルテをマック上で走らせているのは、まだ当クリニックしかないらしい。美容医療はどちらかと言うと、芸術的感性のいる職業だが、マッキントッシュはその手の仕事と相性が良い。この電子カルテ導入のおかげで、患者さんたちをあまりお待たせせずに治療できることも極めて価値が高い。

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