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僕のアンチエイジング治療-10

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美味しいものを食べることが幸せなのです。 アフリカのマサイ族はほとんど肉しか食べないが、みなスリムな体型をしている。彼らは典型的な狩猟民族だからすぐにエネルギーとして消費される肉食中心の究極の低インスリンダイエットを行っているせいだ。僕もこれに見習おうとしばらくの間、肉、卵、豆腐中心の食生活を行っていたが、3ヶ月もすると単調な食生活に飽きてきた。このままずっと続けることはマサイ族にでも弟子入りしない限り無理だと思い、普段から出来るだけタンパク質の多い食生活に心がける程度にとどめて、ご飯やパスタなども以前のように食べるようにした。食欲はカロリーと栄養分だけで満たされる物ではない。様々な物を食べることでの新気分転換、色合いや楽しい会話も食欲を満たすのには不可欠だ。肉などの単品ばかり食べていると、そのうちにどうも精神的充足感が満たされないことに気がついた。 僕は大学時代サッカー部に所属していたが、ある時先輩の一人がヘディングシュートをする時に敵と激突して頬の骨を骨折した。すぐに手術治療が行われたが、大変なのはそれからだった。頬の骨の骨折治療を行うと顎間固定と言ってあごからほほにかけて固定するので、約1ヶ月の間口を開くことが出来ない。その間口の隙間から流動食をチューブで流し込む。先輩はこの流動食で十分な栄養素を補給することは出来たのだが、物を食べることが出来ないことがこれほど辛いとは思わなかったらしい。特に物を噛めないことが大変なストレスになることを痛感したそうだ。このように食べ物を美味しく食べること自体が我々の幸せに直結しており、それが健康的生活の維持に欠かせないものだ。 このような経験を通して、僕がダイエットに関して気がついたのは体重を減らすことが本当のダイエットではないということだ。しばらく断食をすれば、体重を2~3キロ落とすことはそれほど難しくない。難しいのは減量した体重の維持で、これをいかに成し遂げるかが本当のダイエットなのだ。ひとはどうしても流されやすいので、宴会が続いたり、美味しいものが次々と出てくると勢いでついつい食べてしまう動物だ。それが動物の本能なのだからいた仕方がない。中年の男性のお腹が出てくるのも自己防衛本能によるものだ。つまり、若い頃は体が俊敏で食べ物はいつでも手に入れることが出来るが、老化してくると筋力が弱って、獲物をとることが出来なくなる。そうなると、少しでも自分の体に栄養を蓄えようとしてお腹に脂肪として備蓄されるわけだ。僕はお腹が出てきた時点で、生物として自分の負けを認めざるを得ないような気がしてならない。 脂肪の持つ重要な役割。 こんな脂肪も現代社会ではダイエットの敵とされているが、生命保存の意味ではとても有用だ。カリフォルニア沖の海水温は北極方面から流れてくる寒流のため、夏でもとても冷たい。僕もロスの海で泳いだことがあるが、すぐに唇が真っ青になるくらいだ。周りを見るとウエットスーツを来て泳いでいる人たちが多かった。このカリフォルニア沖である時、クルーザー船が転覆した。3人がこの冷たい海に投げ出された。救命具に掴まって救助を待っていたが、あっという間に一人が意識を失って海の底へ沈んで行った。しばらくすると救命具を船から取りに冷たい海の中で泳いだ一人がやはり消えた。何もせずにじっとしていた一人は数時間の後に救助船に発見されて助かった。一体この3人の違いは何だったのだろうか?最初に絶命した人は痩せている男性だった。皮下脂肪がないためにあっという間に低体温?症に陥って意識を失ってしまったのだ。映画タイタニックのラストシーンでのレオナルド・ディカプリオがまさにその状態だった。次に沈んだ人は冷たい水の中で泳いで体力消耗してしまった男性だった。このような極限状態でむやみに体を動かすのはとても危険なのだ。では、助かったのはどのようは人だったのだろうか?それは皮下脂肪をたっぷりと蓄えた肥満女性だった。彼女は冷たい海で救命具に掴まりながらじっとしていた。皮下脂肪は体が低体温に陥るのを守ってくれたし、じっとしていて体力を消耗しなかったため数時間耐えることが出来たのだ。 以上述べたように、脂肪には保温効果という大切な役目がある。さらに、衝撃からのクッションの役割があり、痩せている人の方が太っている人よりも交通事故の際、内臓破裂を起こして死ぬ確率が高い。美容学的にも適度な脂肪がある方がより美しい。エストロゲン、プロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンは胸やお尻、太ももといった女性らしい部分に適度な脂肪をつける働きがある。ガリガリの女性よりもこういった部分に適度な脂肪がある方が、女性として魅力的だ。顔も然りで、脂肪がなくてごつごつと見える顔よりもある程度の脂肪があってふっくらしている方が若々しい。以上の理由から脂肪を忌み嫌うのではなく、健康的なダイエットを心がけるのがよい。 新陳代謝を良くすることと食べ物の組み合わせを考え直してから、僕のダイエットもかなり理想的になった。理想的な体重を維持することは健康的な体を保つためにとても大切なことはこれまでの説明で分かっていただけたと思う。ダイエットはアンチエイジング医療の中でも根幹をなすものの一つであるため、僕もここまで詳しく書いたつもりだ。僕は食生活、適度な運動、睡眠時間、サプリ、ダイエットなど考えられるアンチエイジング治療は行っていたが、東京に来てからの僕の顔色はいまいち優れなかった。北海道時代の外科研修の不規則の生活で出来た眉間のしわもさらに深くなってきた。体には気をつけているのに何故なんだろう?僕は今から数年前、東京で活躍するアンチエイジング医療のプロたちに会って、ようやくこの悩みに対する解決への糸口を見つけた。

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