GINZA CUVO

2013年9月アーカイブ

高度経済成長、その後に起こったバブル経済とその崩壊、そしてその後の不良債権や経済立て直しに費やしたいわゆる"失われた10年"を経験した。とはいえ、その間も我が国の経済的成熟は継続し、多くの人々に物質的充足感が得られるほど裕福になった。そして我々の価値観は物よりも自分自身の存在にこそそれを求める傾向が強くなった。こういった時代背景の中で、外見的価値の改善や維持に直接的に貢献する美容外科医療は、激変する社会状況に揉まれながらも着実に成長していった。


西暦2000年の新しい時代(ミレニアム)の幕開けとともに、物より己に価値を見出す志向は一層高まり、人々は自己の成長発展に対する投資を惜しまなくなった。そして我が国は先進国の宿命とも言える少子高齢化時代を迎え、かつてのように若い次世代に現世代の老後をゆだねる時代は過去の産物に成り果てた。すなわち少子高齢化時代は、我々一人一人が自分の身は自分で支えざるを得ない厳しい時代の到来ととらえることも出来る。


こういった社会状況の中で、"アンチエイジング"と呼ばれる"出来るだけ長い間健康を維持し、明るく活発に生きるための新しい概念が出現した。そして美容外科医療のニーズも急速に"アンチエイジング"のための美容外科医療へと変わりつつある。


たとえば美容外科領域では、高度経済成長時代に若者に大人気だった二重埋没法や隆鼻術等の手術は、少子高齢化とともに激減した。その代わりに台頭したのが中高年層がしみ、しわ、たるみを改善を目的とするアンチエイジングのための美容外科医療である。


一般的に我々は、40歳頃から中高年層と呼ばれる。医学的見ても我々のホルモン量や筋肉量は40代を迎えると下図の如く、急激に減少し始める。骨格や筋肉量はトレーニングにより、その減少や老化を止めたり遅延させることが可能だが、トレーニング等によっても食い止めることが出来ない老化現象も同時に発生する。

加齢による骨格筋の減少

43人の健康な男子15歳~83歳 (M.Sjostrom,1988改変)


その代表的な老化現象は中高年層世代に必発する老眼と呼ばれる近い物を見る際にぼやける視力低下減少である。老眼は眼球前部にある視力ピント調節に関与する水晶体の弾力性低下と水晶体に付く毛様体筋の老化による機能不全が原因で、こういった老化現象は今の医学では予防不可能である。したがってこの回避不能な老眼の出現により我々は老化を自覚することとなる。


また中高年層世代には老眼とともに眼窩周囲のたるみ症状が併発しやすいが、この症状も老眼と同様回避不能である。老眼が自覚症状に留まるのに対して、こういった眼周囲の外見的老化兆候は、周囲の人達にもはっきりと知られることとなる。


こういった老化兆候を発見した人達は、時として無神経に本人の目の前で指摘するようになる。こういった思わしくない経験を繰り返すうちに、回避不能な老化兆候は我々の心の奥底で多大なコンプレックスとして膨らんでゆく。そしてこのコンプレックスは、我々に老化という厳しい現実を焼き付けてゆき、次第に中高年層世代は自信を喪失するとともに人生への希望を失い始める。


老眼は眼鏡や老眼治療手術が発展しているが、眼窩周囲を中心とする顔面の老化現象に対する美容外科的治療も、そういった老化に対する多大なコンプレックスに苛まれる人々への救いの手段として進歩している。そしてこういった老化現象を食い止めるための医療が抗加齢(アンチエイジング)外科とも呼ばれるようになった。


抗加齢(アンチエイジング)外科をうまく応用して外見的老化兆候を改善したり遅延させると、人々はこの医療から多大な恩恵を得ることになる。何故なら人々は、老化兆候という多大なコンプレックスから解放されると次第に自信を取り戻し、再び生きる喜びや希望を持ち始めるのである。そして生きる喜びや希望に満ちあふれた人たちは、プラスエネルギーの相乗効果により、治療を受けた部位のみならず、全身に若さが戻り生き生きとした姿を取り戻すのである。


こういったプラスエネルギーに満ちあふれた人たちが増加すると、その人達の相互作用でさらに人々は元気を取り戻し、その結果社会全体の活性化がもたらされるので、アンチエイジング医療は現代社会において非常に価値の高いものへと認識されるようになった。そして今後高齢化が急速に進行する現在の我が国の状況下でそのニーズはさらに高まると予想している。

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