GINZA CUVO

2011年6月アーカイブ

頬のたるみの原因

上下眼瞼のたるみ治療についてはこれまでにその詳細を述べてきたので割愛し、今回は頬のたるみ治療について記載する。図-3の如く、頬のたるみは下顔面咬筋と頬筋間存在する頬脂肪(バッカルファット)の加齢に伴う下垂がその主な原因である。

図-3

顔-1

従来まで頬のたるみは、顔表面に出現した皮膚自体のたるみに原因があるとしていた。したがってその解決はいわゆる"フェイスリフト手術"による皮膚挙上及び余剰皮膚切開がその主な治療であった。

だが実際には皮膚自体がたるんでいるのではなく、頬脂肪(バッカルファット)の重みで皮膚がたるんでいるように見えるだけである。つまり、ほほのたるみ治療は下垂した頬脂肪(バッカルファット)を除去することが先決となる。頬脂肪(バッカルファット)による重みが軽減すると、図-の4如く皮膚自体の収縮機能により、頬のたるみは大幅に解消される。

図-4

顔-2

頬のたるみ症状の人種別差異

次に人種による頬のたるみの差異について考察する。我々北方アジア人と西洋人、いわゆる"コーカソイド"を比較すると、頬脂肪(バッカルファット)や皮膚の厚さに下表-1のような違いがある。

写真-1の如く頬脂肪(バッカルファット)による頬のたるみは、その脂肪量が大きな北方アジア人に認められることが多い。この場合、治療は皮膚切開法を用いたフェイスリフトを行う前に、頬荷重を軽減するための頬脂肪(バッカルファット)除去術を優先的に行うべきである。フェイスリフトをしなくても頬脂肪(バッカルファット)を除去するのみで写真-2のように頬のたるみが改善されている。

写真-1

アジア人頬

写真-2

IMG_4540

一方、西洋人(コーカソイド)は 頬脂肪(バッカルファット)が少なく、その重みによるたるみは発生しにくい。その代わり 西洋人(コーカソイド) は下写真-3の如く、菲薄化した皮膚自体のしわ、たるみが起こりやすい。この治療には皮膚切開を用いたフェイスリフト(皮膚皺壁除去)手術が必要となる。

写真-3

外人-2

北方系アジア人

西洋人(コーカソイド)

頬脂肪(バッカルファット)

++

皮膚

厚い

薄い

たるみ

++

しわ

++

治療の方法

頬脂肪(バッカルファット)除去

いわゆる"フェイスリフト"手術


銀座CUVOクリニックの頬たるみ治療

はじめに

顔面を中心としたアンチエイジング(抗加齢)治療では、主にしわ、たるみを対象とする。しわはスキンケアやボトックスおよびヒアルロン酸などの注射で改善することが多く、必ずしも外科治療の対象とはならない。

たるみは図-1の如く、目上下と頬に発生し、その主な原因は脂肪による重みによる。したがって顔面のたるみは、これらの脂肪を適切に除去し、重みを軽減することが先決となる。

図-1

顔たるみ-1

まず上眼瞼のたるみについて述べると、上眼窩脂肪の重みや皮膚自体のたるみが原因で上瞼が目に覆い被さると上眼瞼のたるみとして認識される。上眼瞼脂肪は薄く、上眼瞼全体に一様に分布しているので、これらの脂肪のほぼ全体を除去しても、へこみ等の問題を起こすことなく上眼瞼のたるみは改善される。皮膚自体が余剰化したるんでいる場合は重瞼ライン上で切開し、余剰皮膚を除去する。場合によっては眉毛下で皮膚切除を行う場合も考えられる。

次に下眼瞼のたるみについて述べると、下眼瞼脂肪は下眼窩奥深くから皮下眼輪筋直下まで前後に厚く存在している。この下眼窩脂肪を覆う眼窩隔壁が加齢とともに弛緩すると、下眼窩脂肪は前方に突出し、いわゆる"目の下のクマ(くま)、たるみ"として認識されるようになる。治療はこの脂肪を適切に除去することが先決となる。だが下眼窩脂肪が前方突出していない場合は、過度な脂肪除去は下眼瞼に凹み等を発生させることもあり、経験に基づいた慎重な治療が必要となる

頬のたるみは図-1の如く、頬脂肪、いわゆる"バッカルファット"の加齢による下垂がその主な原因である。治療はこの頬脂肪(バッカルファット)を十分に除去することで頬のたるみは大幅に改善され、上下眼瞼の治療を含めると図-2の如く顔面のたるみが解消される。

図-2

顔たるみ-2

銀座CUVOクリニック頬たるみ治療について