GINZA CUVO

2010年7月アーカイブ

P10004134.患者さんのメリットを優先とした診療

医療行為はあくまでも患者さんのメリットを第一優先に行うべきであり、決して営利優先に行うべきではない。 患者さんと良好なコミュニケーションをはかり、ともに感動や喜びを分かち合いながら治療を行うとクリニックの評判が向上する。それが集客に結びつき、安定したクリニック経営にとって最も大切な要素となる。

逆に営利目的優先に診療を行うと、診療料金を支払う側である患者さんはクリニック側の姿勢を敏感に察知し警戒心を強める。そうなると本来患者さんの紹介で広がるはずの集客が滞り始め、広告宣伝にて新規顧客を開拓せざるを得ない。一般的に広告宣伝費は高額なので、クリニック運営経費上重くのしかかり、その経費獲得のためさらに営利目的に診療をおこなわざるを得なくなる悪循環に陥りかねない。

美容医療クリニックの経営で一攫千金を狙うことは不可能であり、そんなことをすれば上記の如く逆に自分の首を絞め、本末転倒の結果となってしまう。 もちろん、適切な治療のみを行えば早期からの売り上げにはつながらず、地道な努力と忍耐が必要となる。だが、"急がば回れ"ということわざにある通り、患者さんのためになる治療を地道に継続し、良い評判を増やすことで自然に患者さんが増えるような良循環を目指すべきであろう。 時間をかけて培った信用が次第に実を結び、結果的に安定経営への近道となる。

5.安全性

治療は安全性重視を第一前提に行うべきである。我々医師、特に外科医は手技的な向上を重んじる傾向があり、より高度なテクニックを学んだり、自分たちが経験したことのない新しい手技を体得しようと一生懸命になる。そして、そのような技術を臨床の場で挑戦、実践することに仕事のやりがい、達成感を見いだすことが少なくない。

だが技術や経験に乏しく、治療行為が患者さんに副作用や後遺症をもたらす危険性をはらんだものであれば、決して挑戦的な治療を行うべきではない。ではどのように患者さんに恩恵をもたらす安全かつ高度な技術を体得、実践できるのであろうか。それは先人たちが過去に培った安定した技術をまず最初に学んだ上で、その技術に自分なりの改良を少しずづ加え、それを検証してゆくべきであろう。

あまり経験したことのない手技に挑戦し、万が一事故などを起こすとどのような行く末となるであろうか。美容医療はあくまで本人の希望による治療(elective treatment)であり、健康な方々を相手にしている。救命目的とした通常手術とは異なり、こういった健康な方々に万一後遺症などが発生すれば、それは健康を不健康に陥れたと言い換えることが出来、その代償は計り知れなく大きい。また、そのような事故が発生すると、社会的事件として報道等で大きく取り上げられ、業界自体の規模を縮小してしまう。

美容医療に多くの方々の充実した人生に貢献できる力が備わっているにもかかわらず、医師の傲慢さや不注意から起こりうるこういった事故で、美容医療の潜在力がだいなしになってしまう。くれぐれも我々この業界に携わる医師たちは、安全性を第一優先に診療すべきである。

6.情報革命

我が国の美容医療は70年ほど前から始まったが、他の医療と比較してもその歴史はさほど長くない。ついこの間まで、ほんのわずかな施設のみでこの医療は行われていた。その間、治療を受けるには訪れた施設の医師の言われるがままに治療を受けていたのだ。 一般的に、情報はそれを保持する側がそれを保持しない側をリードし、コントロールする。つまり、当時 患者さんたちの美容医療に関する情報は皆無に等しく、 治療を行う医師サイドが患者さんをリードしていたのだ。

だがインターネットのめざましい発展を追い風に、患者さん側が治療に関する情報を容易に入手できる時代となった。それ以来、多くの患者さんはこれらの情報を事前に吟味し、十分な品定めをしてからクリニックに足を運ぶようになった。提供する情報は公正でなければならないが、その情報を取捨選択するのは患者さんたちで、たくさんの情報をインターネットから得られる分、その判断力は以前と比べれば格段に向上したであろう。そういった意味で現在の美容医療は患者さんにとって有利な状況になったとともに、 治療を提供する我々医師たちは医療レベル向上のための努力を常にしなければ生き残れない時代に突入したとも言える。


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