GINZA CUVO

2010年5月アーカイブ

P1000395韓国先輩医師の貴重な助言

クリニック経営は、このように目先の利益に心を奪われると、不測の事態に陥ることを常に念頭に置きながら、常に慎重な姿勢で行わねばならない。私が自分のクリニックを開業して丸5年が経過したことを韓国のLee医師伝えると、彼は次のような話をし始めた。彼が開業して5年目の頃は、一日に20件ほどの手術をこなしていたらしい。

当時彼のクリニックでは低価格で多くの患者さんを集めていたが、それだけ手術数をこなしているうちに、心身ともに疲れ切ってしまったとのこと。外科医は手術の数をこなして技術を磨くので、外科医として上り坂の時はそれでよい。だが、ずっとその手術件数を維持しようとすれば、心身ともに疲弊してしまう。また、手術料金を低価格に設定をしていると、必ずしも良質な顧客層が得られるとは限らず、クレーム患者などの出現で、それなりに苦労も多かったらしい。

Lee医師は辣腕外科医であるとともに、クリニック事業の経営者でもある。彼は若手医師たちを教育し、クリニックを拡大することで安定経営を目指した。だが、実際には信頼のおける部下が必ずしも予定通りに育つわけではない。また、有能な部下はすぐに自ら独立して彼のクリニックを去っていったとこのこと。

最近の韓国の景気後退に伴い、彼はビルの2フロアで行っていたクリニックを1フロアに規模縮小した。その代わり、価格設定を上げ、富裕層中心に治療をするようになった。価格設定を上げると、当然患者数は減るが、その分優良顧客が増え、手術件数が減少しても、料金が上がっているので、売り上げはさほど下がらかった。また、良質の顧客は理解があるので、低価格で集客していた顧客よりもクレーム等の発生も少なくなった。良質(富裕層)の顧客は同様な富裕層の顧客を連れてくるので、次第に良質の顧客のみが集まるようになった。

そしてLee医師は最後に面白いことを次のように言った。「今は限られた症例数を丁寧に行うことで、腫れが最小限の良好な結果が得られるようになった。治療が終わった後、患者さんと酒を一杯酌み交わせるような仲になれたら、このビジネスは成功に向かっている」と。


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