GINZA CUVO

2009年7月アーカイブ

Q-1;抗加齢外科とはどのような治療ですか?

A;加齢現象とともに外見上、老化のサイン(兆候)が出現します。こういった老化のサインを改善するために行う外科的治療を一般的に抗加齢外科と呼びます。

Q-2;抗加齢外科はどのような症状が治療対象となりますか?

A;加齢現象としてあらわれる特徴的な症状としてしわ、たるみ、しみがあります。この中でしみは皮膚科的に対処されることが一般的なので、抗加齢外科ではしわ、たるみが主に対象となります。こういった症状は主に顔に出現するので、抗加齢外科治療は顔の治療が一般的です。

副次的な対象としては肥満による、全身のたるみが考えられます。しかし、肥満は摂取カロリーと消費カロリーのアンバランスなど、食習慣を中心とする生活習慣が主な原因ですから、まずは内科的生活習慣の見直しから行うべきです。内科的対処でも効果が現れない部分太りなどは、抗加齢外科の対象となる場合もあります。

Q-3;抗加齢外科の主な対象となる顔のしわ治療は、具体的にどのようなものですか?

A;しわは下図のようにいくつかの部分に出現します。

抗加齢-1

一般的に、しわは"表情しわ"と顔面構成組織の"下垂しわ"の二つに大別されます。これらのしわは比較的深く直線的なしわです。これ以外には皮膚表面に細かく発生するいわゆる"ちりめんじわ"と呼ばれるしわもあります。

"表情しわ"は必ずしも加齢現象ではなく、しわを形成する表情の癖がある方に出現し、若年層から発生することもあります。以下が主な表情しわは

(1)額

(2)眉間

(3)目尻

(5)ほうれい線

です。

顔面構成組織の"下垂しわは

(4)目の下

(7)口角

また、(4)目の下、(5)ほうれい線、(6)口元のしわなどは両方の要因が加わって発生します。

これらのしわは、皮膚の弾力性が失われると顕著になりますから、皮膚を老化させないことが大切です。

次に部位別の原因と治療方法をまとめます。

(1)額のしわ

原因:必ずしも老化現象ではなく、表情じわの一つです。額のしわは前頭筋を用いて眉毛を上げる癖が原因です。日本人よりも西欧人のほうが前頭筋量が多いので、西欧人で比較的顕著に若年層から認められます。

日本人の額のしわは、一重瞼や目の上の皮膚が厚く目に覆い被さっているため、眉毛を挙上して目を開ける癖のある方に認められます。

治療:ボトックス注射で前頭筋の働きを弱めると、しわは大幅に軽減されます。上瞼に原因がある場合は、二重治療やたるみ治療を行います。

(2)眉間のしわ

原因:これも表情しわの一つです。眉間には皺鼻筋とよばれる眉を細める筋肉がありますが、眉間にしわを寄せる癖のある方はこの筋肉の作用により、眉間にしわが発生します。

治療:ボトックス注射でこの筋肉の働きを弱めます。深い皮膚線条がすでにある場合は、ヒアルロン酸注入を行うと、さらに効果的です。

(3)目尻のしわ

原因:これも表情しわの一つです。目尻のしわは眼輪筋の作用により、笑いじわとして出現します。よく笑う癖のあるかたに発生します。

治療:目尻のしわの原因となる眼輪筋の働きを弱めるためのボトックス注射を行います。

(4)目の下のしわ

原因:これは眼輪筋の働きによる表情しわであるとともに、加齢とともに発生した目の下のたるみが原因で発生します。

治療:程度によって治療方針は異なりますが、根本的治療は目の裏から下眼瞼形成術を行い目の下のたるみを改善すると、目の下のしわを予防することができます。

(5)ほうれい線

原因:加齢よる筋肉、脂肪などの顔面構成組織の弛みや、良く笑う表情を作る癖のある方などに発生します。

治療:ヒアルロン酸注入や注射針による真皮層に発生した繊維状の癒着解離を行うこともあります。フェイスリフトなどさらに進んだ外科的治療を加えることで改善を試みることもあります。

(6)口元

原因:加齢現象により真皮層にある弾性繊維の欠乏が原因となります。歯周病により歯が抜け落ちると、しわが強調されることも考えられます。

治療:ヒアルロン酸等を定期的に注入することが効果的です。

(7)口角:加齢とともに出現する、頬脂肪(バッカルファット)を中心とした顔面構成組織の下垂によって目立つようになります。

治療:しわが浅い場合はヒアルロン酸注入を行います。頬脂肪(バッカルファット)が大きく、口角のしわの主原因となっている場合、頬脂肪(バッカルファット)除去治療を行います。

Q-4:抗加齢外科の主な対象となる顔のたるみ治療は、具体的にどのようなものですか?

A:主な顔のたるみは目の上下、頬、首などの部位に起こります。

目の上下は上・下眼瞼形成術で治療します。

頬や首は皮膚のたるみがある場合、フェイスリフトやネックリフト治療を行います。

頬のたるみが頬脂肪(バッカルファット)が原因の場合、頬脂肪(バッカルファット)除去治療が大変有効です。

頬脂肪(バッカルファット)除去治療が適切に行われると、頬のたるみが改善するのみでなく、顔下半部が縮小されるため、いわゆる"小顔"が獲得されます。


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いわゆる"脱脂"とは?  目の下のクマ(くま)、たるみ治療は、一般的に何故か"脱脂術"と呼ばれる下眼瞼下垂脂肪除去のみを行う治療であると誤解されています。 当クリニックで行う目の下のクマ(くま)、たるみ治療は、専門用語で述べると"経結膜的下眼瞼形成術(trans-conjunctiva lower blephaloplasty)と呼ばれます。この方法においては、下眼瞼下垂脂肪除去、"いわゆる脱脂術"は治療の一過程に過ぎません。 目の下のクマ(くま)、たるみ治療において、もし"脱脂"のみを行うのであれば、摘出する脂肪量は、全体の50%以下と、極力控えめに行うべきです。何故なら、"脱脂"のみを過剰に(全体量の70%以上)行うと、皮膚の凹みが生じる可能性があるからです。それは"脱脂操作"が、脂肪除去部分以外の皮膚の伸展度に影響を与え、凹みとして認識されやすくなるからです。 ですから、"脱脂"のみでは、脂肪摘出量が控えめにせざるを得ないため、数年後に症状再発の可能性が高くなります。"脱脂"はそれほど困難な操作ではなく、美容外科医を数年行った医師であれば、誰でも行える手技です。   皮膚切開法による目の下のクマ(くま)、たるみ治療  私の目の下のクマ(くま)、たるみ治療は10年程前、"脱脂"から始めました。しかし、"脱脂"のみだと、治適応は皮膚弾力性のある若年層だけで、中高年層の目の下の悩みを解決するのは不可能でした。それは中高年層の場合、"脱脂"のみだと皮膚自体のたるみが解消されないからです。 そのため、当時の中高年層の目の下のクマ(くま)、たるみ治療は、"脱脂"のみでなく、皮膚切開法を加えて皮膚自体のたるみを解消することが一般的でした。 皮膚切開法は目の下の睫毛のきわを、目に平行に切開する治療です。しかし、同時に目の下のクマ(くま)、たるみをお悩みになられている多くの患者さんが、皮膚切開法を用いた目の下のクマ(くま)、たるみ治療に躊躇する姿を目の当たりにしました。それは皮膚切開法を用いると、皮膚に傷跡が残ったり、目の下の形が変化したりと、後遺症の発生する可能性があったからです。   私の行う経結膜的下眼瞼形成術とは?  なんとか、皮膚切開なしに、目の下のクマ(くま)、たるみを改善する治療法を模索していたところ、米国の美容外科医師から、目の内側から行う下眼瞼形成術の基礎を学びました。 それ以来、私はこの治療手技を発展させ、中高年層でも皮膚を切らずに目の下のクマ(くま)、たるみを解消する方法を体得しました。その手法を、医学知識のない方々に文面にて伝えるのは困難ですが、ここで簡単に申し上げます。 その方法は皮下組織で皮膚がリフトアップするよう、"皮膚起こし"(リフトアップ)操作を丹念に行うことです。"脱脂"はこのリフトアップ操作を可能にするために必要量を除去しますが、その除去量は全体の60〜70%となります。 この皮膚"リフトアップ"操作を"脱脂"操作に加えることで、目の下のクマ(くま)、たるみ治療の成績は格段に上がり、現在では6〜70代の方でも皮膚切開を用いずに目の下のクマ(くま)、たるみ治療を行うことが可能となりました。 このように目の下のクマ(くま)、たるみ治療において、いわゆる"脱脂"操作と、私の行う皮膚切開法を用いない経結膜的下眼瞼形成術は、同一ではないことをご理解いただきたいと思います。

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